チリの風 その1189 2026年3月2日ー8日

最高気温が30度くらいの日が続いています。それでも朝晩は涼しくなるのが気持ち良いです。公園に散歩に行くと枯れ葉が目立つようになりました。夏休みが終わり、通常の生活に戻りましたが、交通渋滞など心配されたほどの大騒ぎは起きませんでした。

今週の話題として、昔のガイド仲間の夫婦を招待して話し込みました。8年前、ラ・セレナで皆既日食があり、世界中から観光客が詰めかけました。日本からも100名を超える人が来たので日本人ガイドが多く必要になりました。その時、彼と知り合いました。その後コンタクトが無かったのですが、先日の議員選挙で大使館に行ったとき、偶然出会ってまた連絡を取り始めたのです。拙宅で長い間、話し込みました。その偶然の出会いが楽しいですね。

スポーツはいつものように山2・マラソン2です。いつもの山登りではなく今週はマイポ渓谷に行きました。地下鉄とバスを乗り継いで2時間少しでそこの中心地サン・ホセに着きます。その後ろの丘を歩きました。昔は頂上まで登りましたが、今はもう途中で迂回します。それでも2時間以上歩きました。もちろんその街のレストランで昼食を楽しみました。マラソンは2回共10キロを走りました。なんと2回共今年のベスト記録とタイの速さした。嬉しい。いつまでこの好調が続くかな?

夕方、公園にオカリナ笛の練習に行くと私の前のベンチに男性が座り、最初から最後まで聞いていました。そしてその後、会話が始まりました。これって私はもう一人のチリ人ですね。

こうして今週も楽しい毎日を送りました。幸せです。レベルが低いですが、こうして幸せと感じられるのが嬉しいです。

 

(政治)

1)ボリッチ動向

今週も旅を続けています。まず太平洋のフアン・フェルナンデス島に行き、新学年の行事を見学。本土に戻って来て、暫くして彼の出身地の南米大陸最南端の町プンタ・アレナスに。そこの元競馬場を市民公園にするお祝いの儀式に参加しました。夕食は実家に行って両親と一緒に食べたのでしょう。確かに任期の最後までチリ領土を駆け巡る仕事をしました。

彼は家を買ってその改造をしていますから、それが完成するまで、3月11日以降、新しいマンションに入るらしい。そこは小さいので家具が全部入らないとか。小さな子供の面倒を奥さんと一緒に見る必要がありますから、どんな毎日になるかな?

 

カストとの面談で大騒ぎ

モネダ宮殿にカストを招待してゆっくり政権交代の準備をするはずでしたが、例の中国の海底ケーブル問題から話が合わず、わずか25分でカストは席を外れました。

来週の政権交代の式で二人は握手もしないのではと心配されています。内務大臣エリサルデはカストは違う考えの人と話をすることができないのだろうとコメントしました。

ボリッチはその海底ケーブル案件の詳しい事実をカストに手渡す・説明するをしなかったようです。まさか詳しいことを知らないわけはないでしょうが。しかし政権が終わる最後の期間に重要項目をネゴするのは不思議ですね。次の政権が最終決定をすることになるのに。運輸大臣がこの件に関し、国会で説明しています。

この案件の当初からアメリカ大使がクレームしていますが、彼らはスパイを使って情報を即時に手にしているのでしょうね。与党側議員からそのアメリカ大使を国外追放にしようとする声が出ているとか。勿論ボリッチは中国、カストはアメリカと手を組むのがいけないと言うことにはなりません。

ボリッチが政治・経済で中国と手を組んできたので中国がチリにいろんな部門で参入してきています。もちろん問題もあり、多くの中国商店が領収書を客に渡さないとか。これはその店が政府に税金を払わないことになるわけで、犯罪なのに取り締まりが上手く行っていないらしい??

カストにすれば3月11日以降に現行大臣(大統領を含む)が不法な動きをしていたことが見つかれば、裁判所に送り込むでしょうね。こうした事態の中、ボリッチは木曜日に夜のテレビのニュースの番組に出演し、何と長々と35分もアナウンサーと会話をしました。たまたま私はそのチャンネルを見ていたので全部見ました。カスト批判はせず、いつでも再会して話をするとしました。

ボリッチは最後の仕事として各党を集めた政治会議を実施しました、そして労働者連合CUTの総会に出席しました。そこは共産党が仕切っている組織です。

さて世論調査が行われ、前の政権と比べてボリッチはどうだったかと調べると右翼のピニェラとの比較では62%がピニェラの方が良かった、左翼のバチェレットとの比較では70%がバチェレットの方が優れていると評価しました。ボリッチは惨めな終わり方になりました。

しかし土曜日にモネダ宮殿の前に多くの人が集まり、ボリッチ同盟と言うグループですが、4年後にまた大統領としてここに戻って来てほしいとしました。新左翼グループの集まりです。ボリッチはモネダ宮殿の2回のベランダから妻・子と3人で群衆に手を振った後、下に降りて行ってマイクを使って挨拶をしました。引退後の自分の宣伝ですね。

もっとも世論調査では60%の人はボリッチに将来はないとしています。

キリスト教民主党DC

ボリッチはDCに最後の各党の談合に参加するよう誘いました。しかしDCはそれを断りました。「私たちはボリッチ政権に協力する計画でしたが政府内の新左翼が私たちを嫌ったため政権との関連は消えました、従ってボリッチ案が正しいと思えば賛成し、逆の場合は反対する姿勢を貫きました。」とコメントしています。ボリッチは新左翼ですね。

 

2)カスト動向

トランプに誘われて、今週マイアミに行き、米州対カルテル会議に出席しました。その席でアメリカは参加国に西洋・キリスト教を大事にしながら共同する動きをしようと訴えました。私なら何それ?と思ってしまいますが。各国が手を組んで麻薬組織などを排除しようとするわけです。まさか左翼グループを排除しようではないでしょうね。

マイアミでの記者会見で、カストは「在チリのアメリカ大使を紹介します」としました。アメリカ大使がカストに付いてアメリカに戻っていたのですね。対ボリッチとは大きな違い。もちろんトランプと並んで二人で写真を撮っています。ただその会議の合意書に彼はサインしなかったようです。まだチリ大統領になっていませんから、それにサインすると法的に問題が起きるからでしょうね。チリ共産党はその会議に参加することを批判しています。

さて11日の就任式に12か国の首脳が出席します。その他に政府高官を入れると全部で33か国の参加になります。その他にスペイン国王も来られるとか。そこでバチェレット問題があります。彼女を支援するブラジルのルラ大統領はチリに来ますからカストはその件も含めてルラと面談でしょうね。

 

(経済)

1)銅価格と為替

銅価格は1ポンド5.81ドルと少し安くなったので為替は1ドル908ペソとペソ安が目立つ。いやドル高になったと言うことでしょう。株式市場は大きな落ち込み、10194ポイントに。最高時から10%の下落です。もちろんそれはトランプのおかげでチリだけでなく世界共通の状況ですね。

しかしリチウムが元気いっぱいです。昨年12月1トン当たり16986ドルでしたが、2月は25080ドル。なんと50%もアップです。コデルコと組んでいるSQM(ソキミチ社)は昨年5.9億ドルの利益を出しましたが、今年は生産を12%アップしそうとか。リチウム人気がすごいです。

2)GDP

1月の数字は何とマイナス0.5%と2021年以来の最悪の数字になりました。今年度3%の予想実現は難しそうです。ガソリン価格が木曜日から20ペソほど上がりました。1リットル1200ペソほどですから、20ペソは大きくは響きませんが、毎週のように値上がりすれば市民のクレームが出るでしょう。

2025年の失業率はOECDの中で悪い方から5位とか、悲しい数字ですね。

3)物価指数

2月の物価上昇率IPCはゼロ。前月と変化なし。過去12か月では2.4%と少しづつ穏やかになっています。ただ原油価格の上昇が来月からのIPCに悪い影響を与えるだろうと予想されています。

 

(一般)

1)犯罪

アリカの刑務所で囚人が殺される事件が起きました。刑務所内の犯罪なんて、悲しいチリの現状ですね。一向に良くなりません。それから先年、南部のカニェテで警官3名が殺された事件で、逮捕されたマプチェ4人が終身刑になりそうです。

上院で囚人のなかで70歳以上で病気を持つ囚人は刑務所から出し自宅監理にできるとする法案が認められました。もちろんそれに反対する意見が多く出ています。この条件に合う囚人数は12000人と言われます。

2)世界女性の日

3月8日は世界で女性の権利を確認するためのデモが行われます。毎年チリでも北から南まで各地でデモがあります。サンティアゴは何と20万人と言われる女性が参加しデモしました。それでも音楽に合わせて踊るグループもいてデモ隊と言うよりカーニバルと言う雰囲気もありました。ニュースでそのデモを見ましたが、すごい人でした。幸いなことにそれを利用したグループの略奪騒ぎは起きませんでした。ボリッチはデモのグループに皆さんの権利をお守りしますとコメント。しかしこの4年間に女性の権利の確保・拡大はほとんどなかったようですが。

3)観光

夏の観光シーズンが終わりました。昨年は600万人の外国人観光客がチリを訪問したとか。前年より15%アップです。チリ人の国内旅行は2900万人だった由。

 

(スポーツ)

1)サッカー

国内リーグ戦の第6試合が終わり、人気3チームの成績はコロコロは首位、カトリカは5位、チリ大学は11位です。ただ今週のチリ大学の試合は明日の月曜日なので勝てば少し上がります。

2)ホッケー

女子の第16回ワールドカップの最終予選がチリで行われました。土曜日の準決勝でチリは日本と対戦し、勝利を収めて本大会参加を決定。敗れた日本は3位決定戦に出場し、それに勝てば本大会に出場になります。

 

以上

チリの風 その1188 2026年2月23日ー3月1日

天候ですが、連日、最高気温が30度を超えるサンティアゴです。過去10年で今年は最も暑い2月になりそうとか。

 

誕生日パーティ

妻の誕生日のお祝いを友人を招待して実施。誕生日は12月だったのですが、手術があったので実施するのが遅れました。手術の経過は順調で、皆の前で健康回復を披露しました。参加者は15名だったので食事の用意は大変で、プロを一人雇って手伝ってもらいました。ほぼ全員がアルコールを楽しみました。飲んだり食ったりで盛り上がりました。数時間のパーティでしたが、全員に喜ばれました。

 

病院

静脈血栓症の血液検査をするためチリ大病院に行きました。長い列を避けるため朝7時前の地下鉄に乗りました。検査の結果で薬の効用はバッチリでした。そして先日の6種類の血液検査の結果を見せると、私の健康状態はかなり良いことが確認されました。

 

スポーツ

いつもの山2・マラソン2でした。東部の近くの丘から下の街を見ると中央部もその先の西部もはっきり見えます。まだバケーションなので車の運行が少ないからでしょう。3月になれば薄暗いスモッグが街を覆うはずです。登山は先日と同じ、隣のラモン山岳公園で5時間ほど歩きました。まだ歩ける。マラソンは10キロは1回でしたが、今年のベストの2分遅れでした。そこそこです。

 

それから毎年、あちこちで講演していますが、今年も2か所から頼まれ、先ずカマラの4月月例会の後に講演します。原稿は完成したので、それをパソコンで見ながら一人で45分間ブツブツ練習しています。

 

今週も忙しく幸せな毎日でした。

 

(政治)

1)ボリッチ動向

マウレ州を訪問しリカンテン病院の建設開始などを祝いました。それから新学年が来週から始まりますが、それを祝うのにフアン・フェルナンデス島(ロビンソン・クルソー島)に行くそうです。本土から670キロも距離があります。往きは36時間の船旅、戻りは飛行機とか。確かに「任期最後の日まで領土を廻り国民の幸せのために働く」と言う姿勢ですね。先日、イースター島に行き、今回はフアン・フェルナンデス島と続け、仕事をしているのかバケーションなのかと言われそうです。

ところで中国との海洋ケーブルの問題はかなり複雑です。政府が嘘をついている・知らないふりをしているのかもしれません。中国と正式に同意していた可能性もあるようです。かなり以前からアメリカ政府にこれに関して注意するよう警告を受けていたらしい。

もちろん、中国との契約をアメリカ政府の承認を受ける必要があるのは不可解です。ボリッチはこの計画を取り消す姿勢の様ですが、チリ共産党は中国との重要な合同事業を安易に取り消すのはチリのためにならないとクレームしています。来週、ボリッチはこの件でカストと面会するらしい。

そして外交で言えば、今週イスラエル軍がパレスティナ人の子供を殺した件に関し、ボリッチはイスラエルに人権を尊重するよう要請しました。そしてアメリカのイラン攻撃も批判しました。テレビのニュースでアメリカのイラン攻撃の話が溢れていますが、その影響でチリのガソリン価格はどうなるか心配されています。

トランプのやりたい放題を黙って見守るのは正しいと思いませんから、ボリッチが毎回、こうしてアメリカ批判をするのは価値がありますね。カストはそれはしないでしょうが。

 

2)  バケダーノ将軍の銅像が以前のイタリア広場に置かれました。

2021年の社会騒乱の時、その広場に何十万人ものデモ隊が集まり、いたずらにその銅像に落書きする・壊そうとしたわけです。ボリッチ政権が始まる前年の事です。それを防ぐため軍隊は銅像を引き上げ軍隊の敷地に保管していました。つまり社会の正常化が戻って来ました。

アルゼンチンで政府の方針に同意しない労働組合がストをしていますが、飛行場が一時閉鎖になったようです。ではチリも3月11日以降また左翼の暴力デモが街にあふれるのかな?

それからモンテス建設大臣がコメントしています。「私は任期中、全力を挙げて火災など事故の被災者の住宅建設に当たった。それは計画したものとほぼ同じだった」しかし不思議なのは被災者側が、「政府は約束を守らなかった。私たちを放置したままだ」としています。それからその費用が政府の赤字の中心だとも言われます。その大臣に大きな責任があるのでしょうか。

3)カスト動向

彼は各省の大臣・高官を発表し、その集結を図っています。内務省次官はカストの就任する二日前にモネダ宮殿に入り勤務を始める由。それは今までの習慣とか。

それより目立つのは3月11日からカスト夫妻はモネダ宮殿で生活をする(寝泊り)そうです。彼らにとって毎日はどんな一日になるのかな?各国の首脳に3月11日の就任式に参加するよう呼び掛けています。ラテンアメリカの主な国からの出席はありそうです。スペイン国王も出席するとか。

 

(経済)

1)銅価格と為替

銅価格は1ポンド6.1ドルとかなり上がって来ました。為替は1ドル861ペソと安定しています。株式市場は10888ポイントとそこそこです。

失業率は11月―1月の数字は8.3%で前回の8%から少し悪くなりました。

GDPも1月はあまり良くないと予想されています。

 

(一般)

1)交通事故

先週に起きたトラック延焼の交通事故で当初の死者は4名。それが先週末に9名になり現在は12名になりました。通常の高速道路を走っていて、それは火に包まれたのですね。週末の新聞にその12名の特集記事が出ました。仕事場に向ってオートバイで走っていたとか、夜勤を終え帰宅中の人とか・・不運ですね。それが日曜日には死者数13名となりました。

2)犯罪

刑務所から2名の囚人が刑務所員の制服を着て堂々と脱走しました。走って逃げたのではなく、普通に歩いて外に出ました。最近、そんなニュースが連続ですが、どこかのグループが誰かを買収しているのでしょう。そして事件のある時、それを見逃しているわけです。

新聞にどうして対策が発表・実行されないのかと書かれていますが、ボリッチはアチコチ訪問するのに忙しいから指示が出せないのでしょうか?

3)スーパー月曜日

明日は夏のバケーションが終わって、生活が通常化する最初の日です。なんでも首都圏に40万台の車が戻ってくるらしい。交通機関もフル操業になり、地下鉄は25%ほど、電車の運行数を増やすとか。バスもフル運行になります。それでも39か所あるとされる問題交差点で交通渋滞が起きそうとか。死傷者が出ないのを祈ります。

4)インフルエンサ

今月から各地の診療所などでワクチンの接種が始まります。まだ病気が氾濫していると言う雰囲気は無いですが。

5)人口削減

チリの現状ですが、女性一人が持つ子供の数は0.92人です。そのため2028年には死亡者数が出生者数を上回り、人口が減少すると見られています。世界の多くの国で起きている現象ですね。

 

(スポーツ)

1)サッカー

国内リーグ戦ですが、最も人気のあるコロコロとチリ大学が対戦しました。コロコロのホームで試合がありましたが、42000人が駆け付けました。今までのリーグ戦の上位のコロコロが勝つと予想されていましたが、下位のチリ大学が勝利を収め大騒ぎです。試合前に集まっていたコロコロファンにチリ大学ファンが発砲し、死傷者が出ました。悲しい現実です。カトリカは勝ちました。

この結果、首位はリマチェです。人気3チームはコロコロ5位、チリ大学10位、カトリカ2位でした。

 

以上

チリの風 その1187 2026年2月16日ー22日

気候は毎日最高気温が30度を少し超えるサンティアゴです。でも朝晩は気温が下がるのでマラソン練習をする時に外に出ると肌寒いです。

 

今週の最大の話題はガイドの仕事でした。今年初めてのガイドで、日本から来た夫婦をあちこち案内しました。もう10数年やっていますから、緊張することはありません。その夫婦が帰国前にもう一か国に寄った時、現地の日本人ガイドに私のことを話すと、その青年がチリの藤尾さんの知り合いになりたいとしてメールを送って来ました???彼にこのチリの風を送りました。いろんなことがありますね。

 

年金振込

銀行に行って日本の年金を入手しましたが、前回の12月に比べると今月は4%少ない額でした。ペソ高・円安の影響ですね。

 

新しい不動産屋とのコンタクト

と言うことは今までの不動産屋は役に立たなかったと言うことです。前日、妻と二人で住居の大掃除をしてきれいにしましたが、さぁ今回はどうかな?この住居が売れれば南部のフルティジャールに移住する予定です。

スポーツ

何時もの通り山2・マラソン2でした。登山は久しぶりにサン・カルロス山岳公園に行きました、ネットでは入山禁止と週日は閉まっているが週末はオープンと言う二つの違った連絡があったからです。期待して行きましたが、残念ながら植林工事が進んでいないのでまだ入山禁止でした。そのため近くの丘2か所を歩きました。どちらも往復1時間半のコースです。

マラソンは2回のうち1回は10キロを走りました。そのルートで地獄の坂と言われる登り道があります。いつも途中を迂回するのですが、今週は10年ぶりに上まで走り切ってルートに出ました。疲れました。意味は無いけど意地があったわけです。サッカー教室は残念ながら参加希望者数が少なく、中止でした。

妻はかなり良くなってきて、住居の近くを散歩する時、もちろんゆっくりですが、杖を使わないで歩いています。


そしてほとんど毎日、夕方に近くの公園に散歩してオカリナ笛の練習をします。ある日、吹き終わって休んでいると一人の男性が近づいてきて「良い音色ですね。メロディも素晴らしい」と褒めてくれました。(ホンマやで)誰かが聞いているのですね。

 

後期高齢の私がこうして毎日楽しく忙しく生きていけるなんて幸せです。

 

(政治)

1)ボリッチ動向

もうあと2週間ちょっとで任期が終わりますが、それを寂しいとか残念だと彼の事を思う人はあまりいないようです。人気がないですね。

 

イースター島訪問

3日の日程で彼は島に行きました。到着した日に彼を批判するグループが反対デモをしました。まるでサンティアゴみたい。島の村長は「今まですべての大統領は島を訪問し、実情を見て行ったが、ボリッチだけは来なかった。それが任期の終わる直前に来るなんて、何の意味があるんだ」とクレームしたようです。

ボリッチはもちろん何時ものように「私は任期最後の日まで市民の皆さんのために働き続けます」としています。その例ですが、空港の滑走路の手入れ、新幹線道路の建設があります。そして1月末に外された前在ニュージーランド大使パカラチと面談しています。

アメリカにクレーム

彼はまだ島にいましたが、外務大臣が駐チリのアメリカ大使を呼びクレームしました。それはアメリカ政府が交通・通信大臣とその直近2名のビザを取り消すと発表したからです。トランプはチリが中国と進めている南米・アジア間の海底ケーブル計画を嫌っているからとか。ボリッチがモネダ宮殿にいる間に、一つ意地悪してやれと指示を出したのでしょうね。その海底ケーブルの件はカストは認めるのか中止させるのかな?さてその交通・通信大臣は計画はまだ考慮中で、契約が成立したのではないとしています。

教育大臣のカタルドは政府が左翼から右翼に替わっても教育の根源は同じで変化はないだろう。現在の方針を3月からも継続してほしいとしました。

女性保護団体がボリッチに私たちが要求した事項を全く進めなかったと厳しく批判しています。ボリッチは就任した当時、男女同権はいつも言われるが、それを実施するのが私の責任だとしました。しかし4年間の任期中、それに関し目覚ましい変化は無かったわけです。口だけですか?

 

2)カスト動向

就任式に多くの国の首脳を招待するようです。もちろんイタリア首相は時間がないとして来れないでしょうが。アメリカからはマルコ・ルビオをリーダーとするグループが来そうです。

しかしトランプはマイアミで諸国首脳を呼んでアメリカ会議を実施します。それにカストが参加します。その日は3月7日でまだカストは大統領に就任していません。そんなこと出来るの?と言われそうですが、トランプにすればボリッチなど呼ぶつもりはないでしょうね。

所でカスト政権の大臣とその直近の人事に関し、少し動きがあるようです。

 

(経済)

1)銅価格と為替

銅価格は1ポンド5.78ドルとそこそこ。為替は1ドル867ペソとそこそことあまり動きは無いです。株式市場は10847ポイントと最高時から5%ほど落ちています。

 

ところで昨年の実績が大きな赤字になったことから共和党は現行の財務大臣を憲法裁判にかけると憤っています。このボリッチ時代の赤字継続を、彼の無能と見るのかどうか将来の問題になりそうです。もちろん大統領より財務大臣の責任でしょうが。収入が計画より少なかった、または支出が予定より多かったですね。

 

(一般)

1)交通事故

ガスを運んでいたトラックが高速道路で横転して衝突事故が起き、そのガスに引火して大規模な火災になりました。なんと消化するまで8時間もかかりました。そのトラックの運転手を含め4名が死亡、10数名が負傷です。そのほとんどは危篤状態とか。その他に行方不明者も出ています。高速道路を走っていて火の中に入ってしまったのですね。

これらの数字は事故のあった木曜日ですが、今日は死者9名、負傷者12名になっています。死者数はまだ上がりそうです。死亡者の身体は90%以上も火傷しているとか。近くにあった駐車場にも火が移り、50台以上の車が全焼しました。

ところで今日からバスや地下鉄など都内の交通費用が25ペソ上がりました。この4年間で6回目の値上げです。地下鉄は時間帯によって運賃が違いますが、最も高いのは895ペソです。

2)空の交通

今年1月の国際線の乗客は1.3百万人で過去最大になりました。しかし国内線は7か月連続で乗客数が減少しています。昨年600万人の外人観光客がチリを訪問しましたが、それは前年対比15%アップでした。確かに旅行はかなり正常化していますね。

3)ビーニャ音楽祭

チリで最大の音楽祭が今週日曜日からビーニャ・デル・マルで始まりました。6日間、大勢の観客を集めて実施されます。今日は超満員の観衆でした。翌朝の2時・3時まで続きますが、多くの人が眠いのを我慢してテレビの前で見ています。昔は私も好きなバンドが来るとそうしましたが、今はそこそこです。

4)山火事

3件の火事が継続中です。今回の火事で(昨年末から今年)3897か所が火事になり70612ヘクタールが燃焼しました。一番ひどいのが件数ではラ・アラウカニア州で735件、広さでは南部のビオビオ州で31080ヘクタールが燃えました。ただ燃焼面積を前年度と比較すると19%も少ないとか。まだましなのですね。

5)犯罪

文化関係の組織プロ・クルツラに関し検察に問題が出ています。検察の申請が裁判所に認められないようで、犯罪があるのかないのか審査が進んでいません。都知事がそれにどのように関連しているかも問題になっています。

それから最高裁判所の裁判官ビバンコが不正罪で裁判中ですが、もう1か月も刑務所に収容されています。裁判官が刑務所なんて、どんな気持ちかな?

 

(スポーツ)

1)サッカー

1部リーグ戦は4試合目が終わりました。人気3チームはコロコロ(2位)勝利・チリ大学(12位)引き分け・カトリカ(5位)勝利でした。今の段階で首位はワチパトです。

2)冬季オリンピック

オリンピックが終幕しましたが、チリは残念ながらメダルはゼロでした。日本の活躍は目覚ましいものがありましたね。

 

以上

チリの風 その1186 2026年2月9日ー15日

毎日30度を少し超える暑い日が続くサンティアゴです。それでも日照時間がかなり短くなってきました。

 

スポーツは何時もの通り、山2・マラソン2でした。しかし先週のバリバリではなくヨロヨロでした。登山はいつもの山岳公園ではなく、近くの丘、2か所を歩きました。

マラソンは1回10キロを走りましたが、先週と同じで記録がパッとしません。もっとも私のレベルでは完走できただけで喜びですが。

でも土曜日のサッカー教室は17名の参加者で盛り上がりました。前日35度まで上がりましたが、土曜日は30度と普通の暑さでした。練習最後の試合は引き分けだったのでPK戦になりました。すごく盛り上がりました。それが嬉しい。参加した親子の気合を入れるのに役に立っていますから。

それから医師の指示で血液検査をしました。血糖値やコレステロールをはじめとする6項目の検査でしたが、結果はほとんどが適正数値でした。まだ健康なわけですね。

 

妻は手術の後、杖を突いて歩いていますが、かなり良くなっています。自分の車を運転し始めました。造園士の仕事を軽く始めました。お菓子作りの仕事もやっています。そして久しぶりに二人でレストランに行きました。

 

こうして、私は毎日幸せに生きています。

 

(政治)

1)ボリッチ動向

新大使の確認式が行われました。今週、新大使がモネダ宮殿に行ったのはエジプト、スイス、コンゴなどです。

さて彼の政権の最後の年2025年は記録的な赤字で終わります。推定された数字より悪くGDPの3.6%になるようです。3年連続の赤字で最悪の状態でカストに継ぐわけです。

来月にモネダ宮殿を出ますが、その先に働く事務所を用意しているとか。次の選挙でまた大統領を目指すのかな?誰も投票しないと思うけど。

 

リチウム鉱山マリクンガ

マリクンガはアタカマに継ぐチリで2番目のリチウム鉱山ですが、その運営を政府が認めることになり、その承認式がモネダ宮殿で行われました。以前、注目されたリチウムが最近 あまり人気が無いのは不思議ですが、これからどうなるのでしょうか?

 

キューバ援助

トランプの作戦でキューバが社会危機になっていますが、そこを同志として応援したいチリ共産党がボリッチをつつき、チリ政府はキューバ援助をすることになりました。100万ドルの寄付が言われています。もちろん、右翼は賛成していませんが。新聞の投票欄に、「チリからキューバに援助をしても、それは国民に渡らず、同国の共産党の手に入るだけだろう」と書かれました。

先月のベネスエラの件も同じですが、トランプの好みでどこにでも攻撃をかけ、その国を壊すようなことが許されるのが不可解です。キューバは石油が無くなり、航空機が飛べないとか、街から電気が消えたと言われますが,それは許されるのでしょうか?私はベネスエラやキューバを応援したいと言っているのではないですが。

 

汚職状況

汚職度のないのを100ポイントとして、世界の平均は42点。南米ではウルグアイが73点でトップ、チリはそれに続いて63点。アメリカとほぼ同じでした。アルゼンチンはずっと下の36ポイント。南米の中の動きは長い間、同じような傾向ですね。民政度にしてもチリとウルグアイが上位です。

 

政党の存在問題

選挙管理委員会は現在存在する13の政党がこのまま継続できるか、廃党になるか決められたルールを基に検討を始めました。幾つかは政党として認められず、次の選挙に参加できる資格を失いそうとか。

 

2)カスト動向

数日間のバケーションを南のプエルトバラスで取っています。

ただ彼の任命した各省の補佐官の中に犯罪に関連していると噂される人間が出ています。右翼も左翼も似たようなものですね。3月11日まで後少しですから、彼の頭の中では、その日から緊急事態政府として幾つもの項目で特別法を出し、新しいイメージをはっきりさせようとするでしょうね。政治・経済・一般のどの分野か分かりませんが、私は若造のボリッチとは違うと思わせることになると想像します。どうでしょう。

ボリッチはキリスト教(新教・旧教)とそこそこ付き合っていましたが、カストは敬虔なカトリック信者とか。何をするかな?

 

(経済)

1)銅価格と為替

銅価格は1ポンド5.77ドルとかなり下がりました。為替は1ドル854ペソ。ペソが強いですね。いや、ドルが弱いのか。株式市場IPSAは10893ポイントと少し下がっています。

 

エスコンがコデルコを超える。

銅の生産量ですが、エスコンディーダ鉱山の生産量が、何と国営銅公社コデルコが持つ7つのすべての鉱山の合計を上回りました。その中の大手部門のエル・テニエンテ鉱山が事故で死傷者を出して問題になったのが、まだ尾を引いているようです。

2025年のチリの銅生産量は542万トンで、昨年対比1.6%のダウン。何とエスコンとコデルコの合計はその49%で、ほとんど半分。そしてエスコンがわずかにコデルコを上回ったわけです。エスコンディーダは1990年の11月に開山しました。その式典に私は招待されて出席しています。鉱山関連の仕事をしていました。ずいぶん昔の事ですが。

 

チリの金・銀生産

チリの金の生産量は45トンで世界で22番目と言われます。2025年は前年より27%生産アップでした。銀の方は昨年対比8%アップで1327トンの生産量とか。

 

(一般)

1)犯罪

検察庁の発表では昨年は犯罪数は前年対比15%アップしたが、殺人事件は減少したらしい。裁判所が誤って犯人を釈放それに関連した4人が処分を受けました。しかしこの種の事件がチリは多いですね。間違うのではなくわざとやっているのかな?

 

メイグ地区 

毎週のようにそこの話題が出ますが、そこの商店街から17億ペソの物品を警察が押収しました。すべて不正に生産されたものです。正式なものに似たようなブランドを付けこっそり作っているわけですね。輸入品がほとんどですが。

プロ・クルツラ(文化だけ)と言う組織が都庁から16億ペソを不正に受け取っていたと4人が裁判になっています。もちろん、そのグループの幹部の他に都知事も検問されることになりそうです。政府から新左翼系議員が不正に資金を入手していたと裁判になっていますが、同じような状況です。

 

2)地震

M6.1の地震が木曜日の朝、北部のコキンボ州で起きました。遠く離れたサンティアゴで、床が動くのを私は感じました。その内、大地震が起きるでしょう。

山火事はまだ6か所で延焼中ですが、新しい火事が起きないよう注意するべしと政府は警告しました。そう発表されたのは木曜日で、その翌日の金曜日に、隣の州バルパライソ州で

大規模な山火事が起き、かなりの地区で避難勧告が出ました。土曜日にマウレ州のビチケンで山火事が起き200へクタールが燃え、3件の家屋が被害に遭った由。まだ火事は続いています。

それに首都圏でも山火事が出ています。今日、日曜日の夜のニュースの最初のトピックスはこの山火事でした。来週もこの話題が続きそうですね。

 

(スポーツ)

1)サッカー

3試合終わったところで首位はリマチェです。人気3チームの今週の結果はコロコロは勝利、チリ大学は引き分け、カトリカは敗戦でした。この結果、コロコロは6位、カトリカは11位、チリ大学は12位とパッとしません。

 

2)冬季オリンピック

日本が派手に頑張っているのがメダル数で分かりますが、チリはまだ1個のメダルもありません。今日の段階ですが、参加国数は93で、そのうち銅ダルでもなんでも一つのメダルを取った国は25です。チリも一つでもメダルが取れれば良いのですが。

このため、ここでは夜のテレビのニュースで冬季オリンピックの話題は出ません。

 

以上

チリの風 その1185 2026年2月2日ー8日

チリの風 その1185 2026年2月2日ー8日

 

最高気温が30度前後の日が続くサンティアゴです。一日だけ例外がありました。土曜日です。その日は35度まで上がりました。それでも朝晩は涼しいし、樹木の葉が少しづつ黄色くなってきています。秋が近いかな?もっとも街の後ろのアンデス山脈の頂上付近はまだ残雪が残っています。

 

今週のスポーツは何時ものように山2・マラソン2でしたが、中身はなかなか良かったです。登山ですが、毎年、夏にアポキンドの滝コースを歩きます。7時間コースです。昨年は1月でした。それを今年も継続しようとしましたが、山火事でサン・カルロス山岳公園は入山禁止。そこでその準備に今週は隣のラモン山岳公園に行って約5時間歩きました。何とか7時間も行けそうです。戻って来てからもそれほどひどい疲れは感じませんでした。

ところで山歩きの途中で、一人の壮年が裸足で歩いているのを見たので、すぐに話しかけました。彼は自然の中では裸足が最高だと言います。サンダルをもって来ていて山岳公園を出るとサンダルを使うらしい。

彼は「過去のことはどうでも良い。将来の事も誰にも分らない。つまり今日どう生きるかが重要だ。今日の日を楽しまなければ」としました。彼の人生論ですね。山の中の論議としてはレベルが高いかもしれません。

マラソンは最近の新記録を目標に走りました。2度10キロを走りました。残念、記録は最近のベストより1分遅れました。

 

妻が2か月ぶりに実家に行きました。イタリアから親戚が訪ねてきたので自宅でアサード(焼肉)を楽しむためです。彼女のおばあさんはイタリア1世で彼女に子供の時イタリア語を教えました。それで妻はかなり自由にイタリア語を話せます。

 

それから久しぶりに一日、サンティアゴの旧市街を歩きました。2週間後にガイドの仕事が入ったからです。モネダ宮殿の前に行くと外装の工事が行われています。3月11日の大統領交代式の準備ですね。

 

妻と友人に付き合って2回病院に行きました。多くの人がいました。その人たちが元気になるのを祈ります。

 

私は日本に生まれ育った普通の日本人ですが、人生の最後の老齢期をチリで生活に不自由なく送れるのは不思議です。

いつも言うように、こうして毎日を楽しんでいます。幸せです。

 

(政治)

1)ボリッチ動向

南部新道路の建設開始を祝うためアイセン州を訪問しました。最後の三日目はさらに南のマゼラン州のプンタアレナス訪問の予定でしたが、個人的な理由でサンティアゴに戻りました。不思議ですね。そこは彼の故郷で、実家があるため、仕事がなくてもそこへ遊びに行くのですが???

 

バチェレット推薦

政府として彼女を国連総長職に推薦しました。ブラジル・メキシコが応援しているらしい。彼女はボリッチより34歳年長ですが、大統領の先輩としていろいろ援助をしていたらしい。

ただカストはその案に賛成しないようです。政府内から、これはチリ国としてチリ人を大事にする考えを実行しようではないかと訴えています。

政府の支援がなければ、同職に就けない理由が良く分かりませんが、3月にカストがそれを拒否すれば、左翼デモ隊がモネダ宮殿に押し掛けカストに抗議するでしょう。石でも投げ始めたら警官との争いになって・・・反カストの第1闘争になりそうです。

 

イースター島問題

先日、在ニュージーランドのチリ大使パカラチがラパヌイ人に島の運営権を与えようとするコメントをして問題になりました。左翼の議員がその大使を辞任させようとしました。チリが持つ権利を失わせようとすると考えたからです。先住民を保護する・援護するとは全く違った考えですね。勝てば官軍の悲しい例になります。

その大使は1月末に外務省の指示で大使の職を失いました。

ところが今月2月に島で投票が行われました。島民にもっと自治権を与えるかどうかです。89%対11%で否決されました。人数で言うと955人対114人です。島民の中から、こんな投票をさせるなんてボリッチ大統領はおかしいのではと批判する声が出ています。

私は全く逆にボリッチは賢いと思う。この投票の結果は事前に予想できました。先住民の子孫以外は自治権を得ることに賛成するはずがないからです。

ボリッチとすれば「先住民の権利を大事にしようと考えそれを実施しようとした。その結果が私の考えとは違ったのは認めるが、世界の首脳は先住民を大事にすると言う基本理論を護ってほしい」と、例えば世界人権委員会でコメントするのでは。

 

2)カスト動向

ヨーロッパ訪問

カリブ・中米訪問から帰って、一休みもしないでまた欧州に出ました。

最後にイタリアを訪問しました。そのメローニ首相を3月の就任式に招待したい由。しかし首相の問題でチリに来るのは難しいようです。何とカストは彼女と2019年からの知り合いとか。彼女は先月、日本を訪問し高市と面談しましたね。その3人とも普通の右翼と言うより極右です。

3月のカスト就任式にはアメリカ政府も高官を送ってくるでしょうね。ボリッチとカストではトランプの見解が正反対になりますから。

さて3月の就任式を前にして新旧大臣の面談が始まっています。もちろん左右の違いから友情をもって情報提供するのは難しいでしょうが、女性省の場合何と3時間も話し合った由。そしてその大臣の下の各省の補佐官などの幹部職の発表が今週されました。準備万端ですね。この後、彼は夏休みを取ってチリ南部の湖州に行くそうです。

 

前大統領ピニェラの2回目の追悼式が行われました。彼が事故死していなかったらもしかすると次の大統領になっていたかもしれません。

 

(経済)

1)銅価格と為替

銅価格は1ポンド5.82ドルと少し下がりました。為替は1ドル866ペソです。

銅はともかく先週まで好調だった金・銀市場が落ち込んでいますね。もう利益が出たから今のうちに売りに出して利益を手にしようとしているのでしょうか。

 

2)GDP

12月の数字は1.7%の上昇で、年間では1.9%。これは民主化してから下から2番目の悪い数字でした。

各大統領の数字が出ましたが、民主化した初代大統領エイルウィンは7.4%でトップ、2代目のフレイは5.5%、最下位はバチェレットで1.8%です。

 

3)株式市場IPSA

株式市場IPSAは11200ポイントと4%ほど新記録から下がりましたが、水曜日は11663ポイントでした。チリだけでなくニューヨークもブラジルも新記録が出たとか。

さてラタム航空が好調2025年は年間2300万人の乗客があり、14億ドルの利益が出た由。旅行業界はニコニコですね。

 

新車販売

今年1月の数字は前年対比で減少したらしい。

 

(一般)

1)犯罪

メイグ地区

同地区の不法に置かれた屋台店を撤去する作業が進んでいます。それに反抗するグループが妨害し10数名が逮捕されました。もっとも今までも何回かそれがされましたが、その後放置されるとまたテント店が戻ってくるわけです。今回はどうかな?

そこにある中国人の店に薬品が売られています。中国製の風邪薬や頭痛剤です。それが全部、警察に没収されました。チリでは薬はすべて関係局の許可がなければ販売できませんが、中国屋は全くそれを無視して販売していたわけです。

その地区に中国の組織暴力団があります。チリの私服警察PDIの警官の中に二人中国語が分かる警官がいるとかで、逮捕した中国人の取り調べも出来るとか。

 

刑務所内殺人事件

ラ・セレナ刑務所に収容されていた囚人が一人殺されました。同所に収容されている仲間?に殺されたのですが、刑務所内で殺されるなんて。

 

2)山火事

今回の山火事は一応、おさまったようです。しかしまた高温がぶり返しているので、再度山火事が起きそうとする警戒警報がでています。今回の山火事はほとんど人災だったとされています。悲しい現実です。

 

それから復旧作業はあまり進んでいないらしい。ボリッチもその反省のコメントをしています。

 

(スポーツ)

1)サッカー

国内リーグ戦の2試合目が行われました。人気3チームの結果はコロコロ勝利、チリ大学敗戦。そしてカトリカは勝利でした。

 

2)テニス

デービスカップ戦でチリはセルビアと対戦しました。チリはそれに勝って、次は9月にスペインと対戦します。

 

3)オリンピック

冬季オリンピックがイタリアで始まりました。テレビの中継を見ましたが、その時フィギャースケートで日本代表のカップルが活躍しました。チリからも選手が参加していますが、あまり活躍していないようで、ほとんどニュースにはなっていません。

 

以上

チリの風 その1184 2026年1月26日ー2月1日

最高気温が30度を超える日が続いた夏のサンティアゴです。ところが土曜日に天気予報が当たって夕方に雷雨になりました。下の屋根に雨が当たる音が聞こえます。ところがその音が違ってきました。驚いて見に行くと何と雹でした。かなり大きな氷のようでした。今の季節に???1時間に30ミリほどの雨量でした。なんとそれが原因で都内各所で道路に水が溢れ通行禁止になった所もありました。土砂が家屋に流れ込んだところもかなりありました。大変ですね。
今週もいろんなことがありました。大使館に2度行きました。先ず新旅券の入手、そして国会議員選挙の投票です。
それから患者さんに同行して通訳の仕事で病院に行きました。私が日本人と知ると医師の一人が近づいてきて、「このバケーションで日本に行きます。札幌に行って雪まつりを見ます」とコメント。私は札幌に約12年間住み、仕事の事務所は大通公園の前でしたから雪まつりは工事の開始から終了まで毎日眺めていました。チリからそれを見に行く人がいるのですね。
スポーツは何時もの通り山2・マラソン2でした。
マラソンの10キロ走は先週より少し遅れましたが、完走でした。
山の方は、丘歩きは通常でしたが、登山の方は久しぶりにサン・カルロス山岳公園に行きました。公式ページでもう1か月以上入山禁止になっていますが、先週かなりの雨が降ったので
状況は変わったと思いました。それを確認に行ったのですが、火事で燃えたところの修復が遅れ、当分の間入山はできないでしょうとの回答がありました。
その他、朝の散歩、夕方の公園歩きとか身体を使う動きが毎日です。それでも飽きない・疲れないのが嬉しいところ。
妻の療法士がいつものように2回来て手術の後の足の様子を見ながら、体操を教えます。柔軟性がだいぶ良くなってきました。
こうして幸せな毎日を送っています。
(政治)
1)ボリッチ動向
今週も忙しくしています。先ず南部の火事の地区に行って復旧工事のチェックをした後、北のアントファガスタに飛んで鉱山・文化関係の行事に参加しました。
彼はコメントしていませんが、財政の悪化は予想よりひどいようです。2025年はGDPの2.8%の赤字になるとか。それはカストに引き渡されるのですね。
山火事関連ですが、被害者に最高150万ペソほどの援助金が出そうです。簡易住宅の建設が進んでいます。
バチェレット問題に関しては、彼女を国連事務総長に推薦するとしました。同じことをもう何度も言っていますが、どうして正式に国連にチリ政府の名前で登録しないのかな?
似たようなことですが、社会党の党首に左翼連合の復活を依頼したようですが、軽く断られました。彼に説得力はありません。
2)カスト動向
中米・カリブ訪問中のカストはパナマでブラジル大統領のルラと面談。左右の違いがありますが、カストはルラと活発に会話をしたらしい。
最後にエル・サルバドールを訪問し、同国大統領と面談した後に世界的に有名な刑務所を訪問しました。同大統領は「世界の人権委員会がその刑務所を批判する。囚人に人権は無いのかと。
しかし彼らは殺人・暴行をしてきた犯罪人で、その人権を表に出すなら、彼らに殺された人々の人権は無いのか?この国は貧しくて囚人に立派な食事を提供できないが、国民の多くがその
食事よりひどいものを食べているのは事実だ。こう言う事実を無視して囚人の人権を訴える人々の考えは素晴らしいとは言えないだろう」としました。
ラテンアメリカ諸国が左傾化していましたが、それが最近、右に方向転換しています。その右の一人カストがこうして右翼の団結を図ろうとしているわけです。
私は大昔にそれらの中米諸国を全部歩きましたが、その中でただ一国コスタ・リカだけ発展している国だったのが不思議でした。そこの美術館でゴッホの絵を見ました。
(経済)
1)銅価格と為替
銅価格は1ポンド6.06ドルで終えましたが、一時6.28まで上がって新記録になりました。為替は1ドル858ペソまで下がり2023年以降の最高のペソ高です。
株式市場は11420で終わりましたが、一時11666ポイントまで上がり新記録でした。
さて金価格が新記録ですね。2025年は64%アップしたが、今週また新記録です。金・銀・銅と金属価格が絶好調。ドルを持つより金・銀・銅が安全だと思われるのでしょうか。
2)公定歩合
中銀の発表で4.5%が継続されました。
3)失業率
昨年第3四半期の失業率は少し良くなって8.2%でした。ただ正規雇用でない就業が約25%と増えています。仕事がないよりマシというわけでしょう。しかしそれではいつ解雇されるか分かりませんからね。
4)不動産
2025年の首都圏の不動産販売は28%アップしました。銀行の応援があるわけですね。
ラ・システルナ区の地下鉄ロ・オバジェ駅の近くに沢山のマンションが建てられ、その個数は1000を超えるそうですが、その多くが空室のままになっています。中国の不動産危機の感じがしますね。
つまりサンティアゴでも不動産が売れる地区と売れない地区では大きな差があると言うことです。
(一般)
1)犯罪
a)前最高裁判所裁判官の裁判開始
前裁判官ビバンコが汚職で逮捕され、裁判が終わるまで刑務所に仮収容されています。自分の職を利用して不正をしていたのですね。しかし裁判官が裁判所の中で全く逆の席に座ると言うのはどんな気がするのでしょうか?
新左翼の不正事件はすでに裁判になっていますが、今週、また新しい事件が発覚し裁判になります。まだまだ続くでしょうね。
b)都内での犯罪グループ対決
地下鉄サンタ・アナ駅を出たところで2グループが対決し、死者1名負傷3名になりました。その近くから麻薬が見つかりました。その駅は私が大学病院で血液検査をするときに通過する駅です。その外を歩いたこともありますが、運が悪いと麻薬グループにやられる可能性があるのですね。
c)外人犯罪者追放
83人を空軍機で強制送還しました。52人がコロンビア人、その他はボリビア人でした。
d)公共運送(バス・地下鉄)のタダ乗り
35%が未払いとか。3人に一人ですね。それでも以前よりは少し良くなっているらしい。2023年には46%でしたから、大きく下がっています。
今週、バスに乗ろうとした時、停留所が客であふれていました。普通5分か10分おきにバスが来るのにその時は半時間も来なかったのです。バスが着くと、普通は前の入り口で運賃を払ってから中に入ります。そして中央部の出口から下りるのですが、その時、運転手がわざと前のドアを開けないで中央部のドアを開けました。すると30人ほどの客は全員が運賃を払わずバスの中に入りました。私もその一人でした。ただ乗りをしようとしたのではないのですが・・・
2)山火事
まだ完全に火が消えたのではないですが、一応落ち着いてきたようです。21の焼死者、20000人の被災者、800軒の家屋が燃えたとか。これからその被災者を助ける作業が重要になります。
3)夏休み
昔はほとんどの家族が夏休みを楽しむ習慣のあったチリですが、時代が変わり、今年はバケーションを取らないとするのが30%とか。
その休みは海辺に行くのが普通ですが、それがなんと問題になっています。今の海岸はゴミの山と騒音だらけとか。遊びに行った人がゴミをすて、持って行った機械で音楽をガンガン鳴らすのですね。新しいチリの習慣でしょうか。
4)人口
現在は少しづつ人口が増加しています。今年のチリの人口は2000万人とされています。それが2070年には1700万人に減少するとか。高齢化していくのは世界の他の国も同じですね。
(スポーツ)
1)サッカー
とうとう国内リーグ戦が始まりました。
第1戦の結果ですが昨年優勝のコキンボは敗戦です。
それから人気3チームの結果はコロコロ・敗戦、チリ大学・引き分けそしてカトリカも引き分けでした。有名チームは調子悪いですね。
しかし最初から大きな問題が出ています。チリ大学ファンが国立競技場で放火騒ぎを起こし10名も逮捕されました。これがずっと続くのでしょうね。
以上

 

チリの風 その1183 2026年1月19日ー25日
先週より少し気温が下がって、毎日30度前後の気温が続いたサンティアゴです。天気予報が当たって今夜けっこうな量の雨が降りました。いや、降っています。住居の前の道は川のようになっています。そして20、30発の数の雷がなりました。まるで季節が変わったかのようです???
スポーツは山2・マラソン2でした。
マラソンは今週も2回共10キロを走りました。先週、久しぶりによい記録が出ましたが、同じ記録が今週も出て好調維持でした。
マラソンの後、シャワーでなく湯船につかると疲れが薄れていきます。大袈裟かな?昼食後、毎日ベッドで休みますが、私には昼寝の習慣はありません。でも10キロ走の後、珍しく15分ほど昼寝をしました。
山は先週と同じラモン山岳公園に入って丘の上まで行きました。4時間強の歩きでした。一人で山道を歩いていると、勾配のきついところは7979泣く泣くですが、平坦なところに来ると8080やれやれです。登山としてはレベルは低いですが、そうして歩ける喜びを感じます。
先月の登山教室に参加した日本から南米訪問中の女性を拙宅に招待しました。彼女たちは来週、メンドーサに行ってアコンカグア山を歩きますが、以前そこを妻と二人で歩いたことがあるので、妻を入れて4人で旅の話が盛り上がりました。
それから友人の病院検査に付き合いました。手術は上手く行った様子。その医師が来年世界学会が京都であるので楽しみにしていると話したので、日本をテーマに話が弾みました。
土曜日のサッカー教室は12名の参加者で、いつもより少し少なかったですが、楽しく実施。子供が上手くなっていくのを見るのが楽しみです。
手術が終わった妻は回復の為、住居の近くをゆっくり杖を突いて歩きますが、私は彼女の手を引いて付き合います。
こうして毎日、いろんなことをしていますが、幸せです。いつまでこの幸せが続くかな?
日本大使館から来週の28日から31日の間で第51回衆議院選挙の在外投票が出来ると言う知らせが来ました。まだ最終決定ではないようですが。どの党に投票すればよいかな?
(政治)
1)ボリッチ動向
ボリッチがチリの大統領ですが、マスコミ・市民の目はカストに向っています。もうボリッチって忘れられたみたいです。
山火事に関連してボリッチはカストをモネダ宮殿に招待し、共同して解決策を取ろうとしています。
ボリッチは先週に続いて再度現地訪問をしていますが、木曜日にその地区の野党の議員がボリッチを厳しく批判しました。「大統領はここに来て何をしているのでしょう。現地の多くの住民が食料がない。水がない、シャワーを浴びれない、トイレがないと苦しんでいるのにそれを少しでも良くする具体的な動きが全然ありません」
ボリッチが火事の現場に行くと被災者から厳しい批判の声を浴びたとか。お前何しにここに来たんや?と言われたのですね。
大統領府の広報ですが、今週は現地視察とモネダ宮殿でこの山火事問題対応に集中したようです。
それから彼が関連する個人の問題に国の費用を使って弁護士を雇ったのが話題になっています。3月11日の後、ボリッチがやっていたおかしな行動がいくつも出てきそうです。新左翼議員が不正問題で裁判になっていますから、そのトップのボリッチが裁判になる可能性はありますね。
それから左翼の分裂が止まらず、社会党は新左翼・共産党とはこの先組むことは無いと公表しました。社会党はそこから分裂したPPD党、キリスト教民主党など中道左派のグループ数党と会議をしましたが、共産党・新左翼は呼ばれませんでした。ボリッチは左翼の連合を何とか取り戻したいとしています。
2)カスト動向
新内閣の発表
水曜日の夜、テレビのニュースに新内閣発表の儀式が報道されました。24人の大臣ですが、男性13人女性11人です。平均年齢は54歳。しかし若い女性が多いです、30代が3人でそのうち一人は何と30歳でした。そんな若くて大臣の仕事ができるのでしょうか?
新建設大臣は山火事の復興がカスト政権の最初の大問題になるのは間違いないとコメントしています。
カストは中米・カリブの外遊に出ました。パナマ・ドミニカなどですが、エル・サルバドールでは有名な刑務所も見学するとか。それに似たような刑務所をチリでも建設するのかな?
彼は軍事政権のピノチェット崇拝者ですが、新大臣発表などの様子を見ているとそれほど極右と言う印象はありません。じゃ3月11日以降に政治に大きな変化は出ないのかな?
(経済)
1)銅価格と為替
銅価格は5.86ドルと先週より少し下がりましたが、好調です。為替は1ドル872ペソと900ペソ台をかなり下回っています。
株式市場は11500ポイントまで上がり絶好調です。
2)労働ビザ
農産物の収穫期など労働ビザを取ってチリに入国する人が多くいますが、昨年は19万7千人でした。そして最も数の多かったのはボリビア人で11.7万人、ついでそれまではトップだったベネスエラ人が2.5万人でした。なんと中国人が6位で4千人もいます。
(一般)
1)山火事
山火事継続です。
南部の火事は13か所とかなり数が少なくなっています。すでに11か所の火事は消えました。今までで42000ヘクタールが延焼したとか。
817の家屋が全焼、21人が死亡しました。これとは別に首都圏の隣のバルパライソ州で火事が起き、3名が焼死しました。 
南部地区は農業地ですが、この火事で農作物に1億2千万ドルの被害が出たとか。
メキシコから145人の消防隊が応援に来ました。アルゼンチンとかウルグアイからも援助が来ています。
ボリッチも政権最後の今、緊急に援助する家屋の建設を開始しました。ちゃんとトイレも付いた250軒の家が次の2か月に完成するとか。
もちろん、被災者の救援に飲料水や食品を集めて配布する作業が始まっています。
火事の現場の写真を見ると駐車していた車が、数台でなく道路に並んで長い距離で全焼になっています。一つの集合住宅が全焼しているのにその前にあるほかの建物が無事だったと言うのも
あります。風の向きでしょうね。運があるかないか。
被害地に食品を作る車が行って、ホットドックを無料で配っていました。現地の人や消防隊員もそれを受け取っています。
援助として、チリの各地から救援物資が送り込まれています。ミネラル水・食品・衣服などです。サンティアゴでも区役所がその寄付を集めて送り出す仕事をしています。銀行も特別口座を作って市民の振り込みを待っています。私もその仲間に入りました。
今日の夕方、すべてのテレビ局が被災者の救援をする同じ番組を放映していました。
毎日、被害地に少しでも救援物資が継続的に届けられ、家屋の建設が始まり、良い方向に向かうよう祈りたいです。
ところで放火犯として逮捕者が出ました。なんと住居に危険が出る地区の放火の疑いとかで130人が逮捕されたとか。信じられない数字ですね。
消防車で働く消防夫に暴行を加えようとしたグループがいます。その地区に放火して消火をさせないと言う犯罪人グループですね。銀行ギャングならその意味は理解できますが、放火して
山火事を起こし、それが街に延焼して地区の全焼になるなど、それを企てる意味が私には分かりません???
(スポーツ)
1)サッカー
2026年のスーパーカップの決勝戦が今日行われカトリカとコキンボが対戦しました。試合は0対0で終わり、その後PK戦が行われ、コキンボは8対7で勝利を収めました。
以上