チリの風 その1185 2026年2月2日ー8日
最高気温が30度前後の日が続くサンティアゴです。一日だけ例外がありました。土曜日です。その日は35度まで上がりました。それでも朝晩は涼しいし、樹木の葉が少しづつ黄色くなってきています。秋が近いかな?もっとも街の後ろのアンデス山脈の頂上付近はまだ残雪が残っています。
今週のスポーツは何時ものように山2・マラソン2でしたが、中身はなかなか良かったです。登山ですが、毎年、夏にアポキンドの滝コースを歩きます。7時間コースです。昨年は1月でした。それを今年も継続しようとしましたが、山火事でサン・カルロス山岳公園は入山禁止。そこでその準備に今週は隣のラモン山岳公園に行って約5時間歩きました。何とか7時間も行けそうです。戻って来てからもそれほどひどい疲れは感じませんでした。
ところで山歩きの途中で、一人の壮年が裸足で歩いているのを見たので、すぐに話しかけました。彼は自然の中では裸足が最高だと言います。サンダルをもって来ていて山岳公園を出るとサンダルを使うらしい。
彼は「過去のことはどうでも良い。将来の事も誰にも分らない。つまり今日どう生きるかが重要だ。今日の日を楽しまなければ」としました。彼の人生論ですね。山の中の論議としてはレベルが高いかもしれません。
マラソンは最近の新記録を目標に走りました。2度10キロを走りました。残念、記録は最近のベストより1分遅れました。
妻が2か月ぶりに実家に行きました。イタリアから親戚が訪ねてきたので自宅でアサード(焼肉)を楽しむためです。彼女のおばあさんはイタリア1世で彼女に子供の時イタリア語を教えました。それで妻はかなり自由にイタリア語を話せます。
それから久しぶりに一日、サンティアゴの旧市街を歩きました。2週間後にガイドの仕事が入ったからです。モネダ宮殿の前に行くと外装の工事が行われています。3月11日の大統領交代式の準備ですね。
妻と友人に付き合って2回病院に行きました。多くの人がいました。その人たちが元気になるのを祈ります。
私は日本に生まれ育った普通の日本人ですが、人生の最後の老齢期をチリで生活に不自由なく送れるのは不思議です。
いつも言うように、こうして毎日を楽しんでいます。幸せです。
(政治)
1)ボリッチ動向
南部新道路の建設開始を祝うためアイセン州を訪問しました。最後の三日目はさらに南のマゼラン州のプンタアレナス訪問の予定でしたが、個人的な理由でサンティアゴに戻りました。不思議ですね。そこは彼の故郷で、実家があるため、仕事がなくてもそこへ遊びに行くのですが???
バチェレット推薦
政府として彼女を国連総長職に推薦しました。ブラジル・メキシコが応援しているらしい。彼女はボリッチより34歳年長ですが、大統領の先輩としていろいろ援助をしていたらしい。
ただカストはその案に賛成しないようです。政府内から、これはチリ国としてチリ人を大事にする考えを実行しようではないかと訴えています。
政府の支援がなければ、同職に就けない理由が良く分かりませんが、3月にカストがそれを拒否すれば、左翼デモ隊がモネダ宮殿に押し掛けカストに抗議するでしょう。石でも投げ始めたら警官との争いになって・・・反カストの第1闘争になりそうです。
イースター島問題
先日、在ニュージーランドのチリ大使パカラチがラパヌイ人に島の運営権を与えようとするコメントをして問題になりました。左翼の議員がその大使を辞任させようとしました。チリが持つ権利を失わせようとすると考えたからです。先住民を保護する・援護するとは全く違った考えですね。勝てば官軍の悲しい例になります。
その大使は1月末に外務省の指示で大使の職を失いました。
ところが今月2月に島で投票が行われました。島民にもっと自治権を与えるかどうかです。89%対11%で否決されました。人数で言うと955人対114人です。島民の中から、こんな投票をさせるなんてボリッチ大統領はおかしいのではと批判する声が出ています。
私は全く逆にボリッチは賢いと思う。この投票の結果は事前に予想できました。先住民の子孫以外は自治権を得ることに賛成するはずがないからです。
ボリッチとすれば「先住民の権利を大事にしようと考えそれを実施しようとした。その結果が私の考えとは違ったのは認めるが、世界の首脳は先住民を大事にすると言う基本理論を護ってほしい」と、例えば世界人権委員会でコメントするのでは。
2)カスト動向
ヨーロッパ訪問
カリブ・中米訪問から帰って、一休みもしないでまた欧州に出ました。
最後にイタリアを訪問しました。そのメローニ首相を3月の就任式に招待したい由。しかし首相の問題でチリに来るのは難しいようです。何とカストは彼女と2019年からの知り合いとか。彼女は先月、日本を訪問し高市と面談しましたね。その3人とも普通の右翼と言うより極右です。
3月のカスト就任式にはアメリカ政府も高官を送ってくるでしょうね。ボリッチとカストではトランプの見解が正反対になりますから。
さて3月の就任式を前にして新旧大臣の面談が始まっています。もちろん左右の違いから友情をもって情報提供するのは難しいでしょうが、女性省の場合何と3時間も話し合った由。そしてその大臣の下の各省の補佐官などの幹部職の発表が今週されました。準備万端ですね。この後、彼は夏休みを取ってチリ南部の湖州に行くそうです。
前大統領ピニェラの2回目の追悼式が行われました。彼が事故死していなかったらもしかすると次の大統領になっていたかもしれません。
(経済)
1)銅価格と為替
銅価格は1ポンド5.82ドルと少し下がりました。為替は1ドル866ペソです。
銅はともかく先週まで好調だった金・銀市場が落ち込んでいますね。もう利益が出たから今のうちに売りに出して利益を手にしようとしているのでしょうか。
2)GDP
12月の数字は1.7%の上昇で、年間では1.9%。これは民主化してから下から2番目の悪い数字でした。
各大統領の数字が出ましたが、民主化した初代大統領エイルウィンは7.4%でトップ、2代目のフレイは5.5%、最下位はバチェレットで1.8%です。
3)株式市場IPSA
株式市場IPSAは11200ポイントと4%ほど新記録から下がりましたが、水曜日は11663ポイントでした。チリだけでなくニューヨークもブラジルも新記録が出たとか。
さてラタム航空が好調2025年は年間2300万人の乗客があり、14億ドルの利益が出た由。旅行業界はニコニコですね。
新車販売
今年1月の数字は前年対比で減少したらしい。
(一般)
1)犯罪
メイグ地区
同地区の不法に置かれた屋台店を撤去する作業が進んでいます。それに反抗するグループが妨害し10数名が逮捕されました。もっとも今までも何回かそれがされましたが、その後放置されるとまたテント店が戻ってくるわけです。今回はどうかな?
そこにある中国人の店に薬品が売られています。中国製の風邪薬や頭痛剤です。それが全部、警察に没収されました。チリでは薬はすべて関係局の許可がなければ販売できませんが、中国屋は全くそれを無視して販売していたわけです。
その地区に中国の組織暴力団があります。チリの私服警察PDIの警官の中に二人中国語が分かる警官がいるとかで、逮捕した中国人の取り調べも出来るとか。
刑務所内殺人事件
ラ・セレナ刑務所に収容されていた囚人が一人殺されました。同所に収容されている仲間?に殺されたのですが、刑務所内で殺されるなんて。
2)山火事
今回の山火事は一応、おさまったようです。しかしまた高温がぶり返しているので、再度山火事が起きそうとする警戒警報がでています。今回の山火事はほとんど人災だったとされています。悲しい現実です。
それから復旧作業はあまり進んでいないらしい。ボリッチもその反省のコメントをしています。
(スポーツ)
1)サッカー
国内リーグ戦の2試合目が行われました。人気3チームの結果はコロコロ勝利、チリ大学敗戦。そしてカトリカは勝利でした。
2)テニス
デービスカップ戦でチリはセルビアと対戦しました。チリはそれに勝って、次は9月にスペインと対戦します。
3)オリンピック
冬季オリンピックがイタリアで始まりました。テレビの中継を見ましたが、その時フィギャースケートで日本代表のカップルが活躍しました。チリからも選手が参加していますが、あまり活躍していないようで、ほとんどニュースにはなっていません。
以上