チリの風 その1118 2024年10月14日ー20日
なんと最高気温が30度の日があったサンティアゴです。もう夏ですね。それでも最低気温が10度以下に下がる事があるので時々夜にストーブを使います。
今週もいろんなことがありました。日本より先に金曜日に衆院選挙の投票を大使館でしました。さぁどんな結果が出るかな?
そして日本人学校の運動会に参加しました。サッカー教室や登山教室で一緒に遊んでいる子供の活躍を目にしてニッコリ。親子玉入れ競技で私の投げた球が一つ
籠の中に入りました。良かった。そこで会った人に最近、ブログが更新されていませんねと聞かれました???「チリの風その1118」と探してください。
もちろん個人として登山2、マラソン2をしました。登山は来月の登山教室の目標地の初級広場に下見に行きました。4時間コースです。そして丘歩きも。
マラソンはその1回に10キロ走りましたが、残念、先週より遅かったです。
もう日焼けして顔はかなり黒くなりました。
こうして毎日人生を楽しみました。
ところで、来週は妻と二人でラパヌイの旅に出るので27日の日曜日はここにいません。と言うことはチリの地方選挙に投票できないし、チリの風の更新も出来
ません。戻ってくるまで少し待ってください。
(政治)
1)ボリッチ動向
今週は社会騒乱5周年記念が最大の話題かと思いましたが、違いました。内務大臣補佐官の問題でした。そんなことは大統領府の公示にはありませんが。
2)内閣改造
 新法務大臣ガハルドが任命されました。彼は共産党です。
その理由が、大臣ではありませんが、内務大臣の補佐で社会安全を職にしているモンサルべ次官が辞任したからです。その職は政府にとって最重要事項なので、彼は大活躍していたのですが、彼の下で働いていた女性から性的暴行事件を訴えられ、裁判と仕事を同時には出来ないと辞任したもの。悲しい現実ですね。そして後任に前法務大臣コルデロが就任したわけです。レベルは下がりますが、緊急に彼の力が必要とボリッチが判断したのですね。給料は下がるけどボーナスを出すのでしょうね。
ボリッチはその件に関し記者会見をし、何と1時間ほどそれを説明しました。しかしモンサルべは自分の肩書を利用し、女性を暴行したとするホテルの安全カメラを自分でチェックしたり(何か消そうとしたのかな)、その頃、南部の実家に行くのに警察軍の飛行機を個人的に使用していました。
その事件が発覚してから辞任させるまでに時間がかかりすぎているとボリッチを批判する声が出ています。また内閣の女性大臣は私にとって最悪の事件だが、マスコミで聞く以外にはそのニュースは全く入ってこなかったと政府の実情を漏らしています。
このスキャンダルが世界に漏れたらチリってレベルの低い国ねと言われそう。この裁判の時、ボリッチも証人として呼び出せと野党は言っています。
右翼のUDI党の前党首の父親が性的暴行で6年の刑を受けました。この事件で彼は党首を辞任したのですが。
もちろんそんな事件は右翼も左翼もないですね。個人の問題ですから。
3)エルモシジャ事件
毎週、この話題が注目されます。最高裁のムニョスは30年も裁判官を務めていますが、今回、国会で憲法違反と認定されました。娘に情報を流していたらしい。
もっともこれに関し、国会と裁判所は同列ではないのかとする疑問も出ています。最高裁の裁判官の選定・任命のシステムが変更されるかもしれません。
検察長官のバレンシアはエルモシジャと喫茶店でコーヒーを飲んだとか、携帯でチャットをしたことがあるとか。コーヒーを一緒に飲むのは犯罪になりませんが、
その時、どんな会話をしたかが問題ですね。検察長官が逮捕になれば大スキャンダルですね。
4)地方選挙
毎週、同じことを書いていますが、全く盛り上がりません。有名な選挙地で、例えばサンティアゴ区、どの候補がリードしているとか知りたいです。
候補者のパンフレットを見るとほとんど全員が「区民の安全を守ります。私は透明で公正な仕事をします」と訴えています。レコレタ前区長が区経営の薬局事業で不正をしたとして裁判になっていますが、今回サンティアゴ区長が不正な支払いをしていたとするニュースが出ました。彼女は今回の選挙に立候補しているので大きな影響が出ますね。ところでその二人の区長は共産党です。
右も左も同じことをするわけです。
(経済)
1)銅価格と為替
銅価格は先週より少し下がり1ポンド4.30ドルでした。このため為替も1ドル945ペソとペソ安になっています。
2)公定歩合引き下げ
 0.25%下がり5.25%になりました。最近、家屋・マンションの販売が落ち込んでいますからね。
(一般)
1)社会騒乱5年記念日
その頃のデモ隊の中で、新左翼議員が、恐らく全員が、騒いでいました。勿論ボリッチが叫んでいるのもニュースに出ました。
今年のその日も記念デモが行われ65名が逮捕されました。警官が3名負傷しました。しかし予想より少ないデモ隊でした。
5年前の社会騒乱に関し、質問された大統領府長官はピニェラ政権に問題があればそれを改革・変更させようとするのは当然だとしました。つまり社会騒乱は
正当な動きだったとするわけですね。あれだけ国や市民に大きな打撃を与えたのに。
共産党党首カルモナはこの件に関し右翼は私たちを批判・攻撃するが、それが起こったのは自分たちの責任だと言う自己批判が無いのはおかしいとしています。
新左翼代表のウィンテルは暴力はいけないと言うのは分かるが、5年前に政治・民主主義でチリは失敗していたとコメントしています。
その5年前の社会騒乱の時、閉店した商業施設が何と現在までその4.6%が元に戻っていません。その多くはレストランとか。
それとは全然関係ないですが、犯罪は増える一方で、この週末8件の殺人事件が起きています。チリはどうなったの?
(スポーツ)
1)サッカー
ワールドカップの南米予選があり、チリが敵地でコロンビアと対戦。前半だけはテレビを見ましたが、圧倒的に攻められ0対1で終了。後半は何と3点も入れられ
0対4の惨敗。南米最下位をキープしています。まだ予選はありますが、もう楽しみはないですね。
国内リーグ戦は、今まで2位だったコロコロが延期になっていた試合に全部勝って首位に躍り出ました。
週末の通常戦でその両チームは勝ったので、首位はコロコロ、2位はチリ大学です。
リーグ戦はあと2試合を残すだけです。
以上

チリの風 その1117 2024年10月7日ー13日
先週は夏が近いと言う感じでしたが、今週はそれが逆になりました。サンティアゴは月曜・火曜と雨になり最高気温15度にしかなりません。その後も
最高気温20度ほどでまだ肌寒い春の感じに戻りました。花粉症の患者がかなり増えてきたとか、気の毒です。
その月・火曜日にお菓子の作り方教室があり、妻が助手として働きました。私は彼女の手伝いで荷物の運搬などをしました。かなり雨に濡れました。
スポーツはいつもと同じです。山登りは土曜日に登山教室があって10名の参加者で第3展望台へ行きました。雲海が街を覆い何も見えませんでした。
それと丘登りをしました。マラソンは2回走り、そのうちの1回は10キロ走。なんと今年の新記録が出ました。先週より1分早かったです。家に戻ってきておいしいコーヒーとケーキを楽しみました。
なるほどトークの講演の原稿が出来上がり練習を始めています。45分ほど話しますが、そのうち全部、暗記できそうです。
こうして毎日何かすることがあって幸せです。
私のブログは7月から更新が止まっています。システムが機能していません。つまり「チリの風」とネットで探すと見られないのですが、それでも「チリの風その1116」と入力すればネットで見られます。他の人にも伝えてください。よろしく。
(政治)
1)ボリッチ動向
月曜日に全テレビ局の画面に彼が現行奨学金システムCAMを廃止して新方式にすると発表がありました。国会でどう議論されるでしょう。これは
彼の責任ではなく、前政権から引き継がれたものです。もしそれが成立するとCAEで借金を持っている75000人が苦悩から釈放されるとか。もちろん彼らの借金は国が負うわけですね。ボリッチが大統領選挙の時、約束した最大の課題が成立するかも?
もちろん、それを引き継ぐ新システムが上手く行くかが心配されますが。
さて夏が近づいてくるといつものように山火事の危険が大きくなります。今週その消防グループを集めて激励会があり、ボリッチは彼らの奮闘を願うとしました。
2)国会
トア内務大臣が治安問題で機能していないと憲法違反として訴えられましたが、国会の結論は67対76でそれを拒否するでした。右翼内閣の時、左翼が訴えていいたのと同じことを逆方向にしているわけですね。つまり野党の攻撃は失敗でした。トア内務大臣はこの結果を踏まえ、自己批判から職を辞することはしないとコメントしました。
先年、国会で各自が積み立てている厚生年金を引き出すことを認める法案が成立し、多くの人が引き出しました。野党議員は皆さんのために働いていると大喜びでした。その人たちが年金をもらうようになったのですが、2019年と比較すると 今年の受給額は30%下がったとか。当然ですね。年金の基礎が減少したのですから。国民は引き出したことを後悔しているかな?
3)チャドウィック問題
最高裁判所のビバンコ裁判官はその職を失うことになりました。
もう一人の裁判官セルヒオ・ムニョスも検査されています。
そのチャドウィックは自分の携帯の会話を好きなように検問するのは法律違反ではないかとクレームしています。
右翼UDI党員でピニェラ政権の時に内務大臣をしてたチャドウィックはこれから裁判になりそうなのでUDI党を辞任しました。党に迷惑をかけない為ですね。
(経済)
1)銅価格と為替
銅価格は1ポンド4.31ドルと先週よりかなり下がりました。そのため為替は1ドル930ペソとペソ安になっています。
しかし今年のチリの輸出総額はかなり増加していますが、その理由が銅価格の上昇によるものですから、運がありますね。
2)物価上昇率IPC
 9月は0.1%で予想より低い数字でした。今年に入ってから3.5%、過去12か月で4.1%と通常です。
 株式市場IPSAは6551ポイントと大きな動きはありません。
それから会社の理由で解雇された人の数が最近少しは減少していますが、1-8月の合計数字はバンデミア以降の悪い数字になっています。
家屋(マンションも)の販売は落ちていますが、9月の新車の販売は3年連続で前年対比上昇とか。家は買えないから車を買おうと思うのでしょうか?
(一般)
1)犯罪の増加
毎週同じですが、今週も殺人事件やATM現金受け渡し機が襲われ、何千万ペソもが奪われました。街頭での殺人も継続で、政府の対策が功を奏して犯罪がおさまって来たとはとても思えません。その例として、仲間と誕生日パーティをして深夜にバス停を待っているところへ、グループが襲い掛かり携帯電話を取られたのですが、逆らうとナイフで刺され、病院で死亡とか。それから観光客狙いの犯罪も増え、例えば近くの州のバルパライソでは連日の事件が報告されています。
それに関連した項目ですが、来週に社会騒乱が始まった5周年記念日が来ます。右翼のピニェラ政権を倒そうと新左翼を中心にした運動がチリを席巻したのですが、今週の世論調査で6%の人がその騒乱の前より現在のチリは良くなったと考えるとか。つまりほとんど全員が悪くなったと考えているのですね。放火・略奪をデモ隊の一部が継続しましたからね。反右翼と暴力行為は同じではないのですが・・・
(スポーツ)
1)サッカー
ワールドカップの南米予選があり、チリはブラジルと対戦。1対2で敗れました。
しかし何と試合が始まって1分でチリがゴールを決め、もしかすると今日は勝てると言う雰囲気でしたが、それ以降チリのゴールは無く
ブラジルが同点ゴールと、試合終了寸前に逆転ゴールを決めました。その国立競技場に4万人近い観衆が集まりました。
試合の前はチリは南米グループの下から2番目でした。しかし最下位のペルーはウルグアイに勝って、チリが負けたためチリが最下位になりました。
来週の火曜日にもう一試合がありますが、チリがそのコロンビア戦に勝って最下位を抜け出すのは無理でしょうね。
全然関係ありませんが、同じ国立競技場でポールマッカートニーが金曜日に演奏会をしてチリ代表戦より多い4万人強の観衆が集まりました。彼はこれでチリで5回目のコンサートですが、30年前の時、私も参加していました。
以上

 

チリの風 その1116 2024年9月30日ー10月6日
もう金・土曜日と最高気温が25度を超え、少しづつ夏になっているサンティアゴです、窓の外に蝶が飛んでいるのを見ました。
チリ大病院に血液検査に行きました。朝7時前の地下鉄に乗りましたが、2号線に乗り換えるころは通勤客で満員でした。マスクの人はほとんどいません。
検査の結果は最高でした。その後いつものように旧市街方面に1時間の散歩。中央市場の地区は労働者が忙しそうに働いています。ホームレスもいて、朝食を食べるのに小銭をプレゼントしてくれと頼まれました。いつも同じですが、生活に困っている人は毎日、何を考えているのでしょうね。
そうそう久しぶりに観光ガイドの仕事をしました。仕事が来るのが嬉しいし、それをちゃんと実行できるのが最高です。
それからエクアドルで働いている息子が訪ねてきてくれました。
スポーツは何時もの通りです。マラソンは2回走りましたが、その1回は10キロを。今年の新記録を出すつもりで走ったのに、残念、先週と同じタイ記録でした。
しかし少し前、首が痛くて走れなかったのに今は通常に走っています。幸運です。
登山は山歩きは出来ず、丘歩きを2回しました。
土曜日のサッカー教室は、先週とほぼ同じの20名の参加者で楽しく実施しました。
忙しくて楽しい毎日、幸せです。
(政治)
1)ボリッチ動向
月曜日、新大統領の就任式に参加する為メキシコを訪問しました。その後、サンティアゴに戻らずアントファガスタに行き、いろんな行事に顔を出しました。
そこで軍隊に10台の車両を授与し、国境警備の強化を図るよう指示しました。彼は私たちがこうして地道に問題に取り組んでいるのにそれを認識しないで批判だけするのは悲しいことだとコメントしました。彼の言うのは正しいですが、彼が分かっていないのは結果がちゃんと出ないので彼の言う努力が全く評価されないことです。
国内で政治・経済の問題が継続・拡大していますが、その重責を逃れて、外国へあいさつ回りをするのが好きですね。
さて彼の前妻(結婚していなかったから前のカップル)が新左翼の住宅省関連の不正問題で名前が出てきました。どうなるかな?私は彼女を信頼していると
コメントしました。新聞の社説にこの問題が出てもう1年もたつのの裁判が進まないのはなぜかと厳しい批判が書かれました。まさかボリッチが裁判所に急がないよう依頼しているのではないでしょうね。
彼を憲法違反として訴えると右翼のRN党が言っていますが、ボリッチはそれは子供の喧嘩だと軽くあしらっています。右翼の中でも意見の違いがあります。
彼の最後の予算が国会で論議されますが、ピニェラの時代の財務大臣がこの予算では国の発展が全く進まないだろうと批判しています。成長より安定ですか?
イスラエルの攻撃で中東は大変ですが、ボリッチはレバノンに空軍機を送り、そこからチリ人を引き上げる計画とか。
2)地方選挙
全く盛り上がっていません。右も左も攻めるより守ると言う雰囲気でしょうか?
3)エルモシジャ問題
彼と携帯で会話した人が軒並み問題になっています。情報の提供・交換ですが、それが裁判所や検察の首脳陣に広がって大問題になっています。最高裁判所の
ビバンコさんが連日のように話題になっていますが、彼女がエルモシジャと知り合ったのは最高裁判所の裁判官になる前だったので、彼に頼んで空席を捜した
のでしょうか。そうなら彼に情報を流すのは日常だったでしょうね。
(経済)
1)銅価格と為替
1ポンド4.44ドルと高値安定です。他の金属に比べて銅の人気は高いですね。どうして?
為替は1ドル908ペソとなっています。
原油価格の値上げが心配されていますが、中東紛争は継続ですから、近い将来大騒ぎになりますね。
株式市場IPSAは少し下がって6480ポイントでした。
2)貧困率
南米諸国の貧困率が発表されました。最悪2か国は貧困率が50%を越えるアルゼンチンとベネスエラでした。逆に最少の数字は6%のウルグアイとチリ
でした。ボリッチはパッとしませんが、少なくともこの数字は素晴らしいですね。
3)不動産
不動産の販売が低下していますが、二番目の家、別荘ですね、の販売が激減とか。ビーニャとか南部のプエルトバラスなどに人気がありますが、マンションは80%、一軒家は75%の売り上げ減少とか。
(一般)
1)観光
観光シーズンが近づいていますね。先週は日食があったのでイースター島のホテルは全部埋まったとか。
夏になると観光船がチリに溢れますが、今年の夏は(来年3月ころまで)は昨年の25%アップの32万5千人がチリを訪問するとか。アメリカ人とカナダ人が1位、2位になるらしい。南極観光が注目を集めているとか。
2)銃の登録
チリでは正規に登録すると銃を保持するのが認められますが、今年度は2447件と昨年より19%上昇とか。しかしこのシステムではいつかアメリカのように銃の
犯罪が多くなるでしょうね。銃は持てないとして、銃を持つ人間をすべて逮捕すれば、犯罪が激減すると思いますが。
(スポーツ)
1)サッカー
国内リーグ戦は先週と同じで首位がチリ大学、続いてコロコロ3位はカトリカです。
ワールドカップの南米予選がありますが、全く盛り上がりません。昔はサンティアゴの試合に入場券を買って応援に行ったのですが、今はその気になりません。
以上

 

チリの風 その1115 2024年9月23日ー29日
18のお祭りが終わり正常な生活が戻って来たチリです。山の上から見るとすぐにスモッグが増えているのが分かります。
来月のラパヌイ(イースター島)訪問の件で、ホテルの予約が出来ないので、旅行代理店に行って相談しました。島で何かの行事があって観光客が溢れているよう
なので、訪問する日程を来月後半に変えました。するとホテルの予約はぴったり決まりました。
スポーツはいつもの通りです。マラソンは2回走りましたが、その10キロ走の記録は今年度のベストにタイ記録でした。遅い私の走りはランニングよりジョギングですが、ちゃんと走れるだけでうれしいです。山歩きも2回しました。ビスカチャ山の頂上近くにカリフォルニアポピーが一面に咲いているのを見るために登りましたが、往復4時間強の歩きでした。戻ってきてステーキを食べ、そして湯船につかってのんびりしました。そして近くの丘歩きもしました。
土曜日のサッカー教室は久しぶりに21名と多くの参加者でにぎやかに楽しみました。動いていると汗が出ました。
木曜日にサンティアゴの一部の区で最高気温28度、最低3度が記録されました。夏服と冬服の人が隣り合って歩いています。
今週も楽しく忙しい幸せな毎日でした。
(政治)
1)ボリッチ動向
国連総会に出席した彼は次のような演説をしました。外交に関してはイスラエルのガザ攻撃を市民虐殺行為としてすぐにやめるよう依頼し、ベネスエラ問題でマドゥロの選挙での当選を認めないとしました。国内関連ではチリにさらなる移民を受け入れる余地はないとしました。
しかしベネスエラ問題はチリ政府中核のチリ共産党の考えと全く異なるもので、政府分裂の可能性があります。共産党がこれ以上ボリッチと同席できないと
政府から撤退すればボリッチ政権は窮地に立たされます。しかしそうなれば一般左翼だけでなく一部の右翼からも支援を受け、現在ボリッチを支持するは30%強
ですが、それが50%まで上がるかもしれませんね。これは私の考えですが。
土曜日に各大臣や政府高官を招集しモネダ宮殿で特別会議を開きました。何かしないと通常の市民生活が出来なくなると言われますから。
ボリッチは今晩、全テレビ局を通して来年度予算案について説明しました。経済成長率は2.6%とし、国民の最大課題の社会の安全を守ることに注力したいとしました。
2)安全状況
先週の18のお祭りの週間で交通事故死は61人、殺人は37人が記録されました。この最悪の結果を見て、右翼側から政府の犯罪を抑える業務を扱う政府首脳、内務大臣など3名の辞任を要求する声が出ました。
ところで警察が役に立っていないなら責任は警察ですが、警察が逮捕した犯人が翌日に裁判所で釈放され、また犯罪に走ると言うのが記録されており、
それは司法の問題、もしくは法律を変える国会の仕事と言えるかもしれません。必要なら刑務所の数を増やすとか、外国人の犯人は刑務所に収容しないで本国に送還するしかないかもしれませんね。そして国境を不法に超えてくる移民を軍隊が厳しくコントロールすべきでしょうね。
首都圏の右翼系の区長がボリッチに特別安全法を使用してサンティアゴでも軍隊を警備に使えるようしてほしいと要請しています。アラウカニア州ではその仕組みが機能しています。
3)来年度予算
これがボリッチにとって1年の最後までコントロールする最後の予算です。最後の年は最初だけになりますから。財務大臣はGDPの成長は1.1%なのに予算額は3%
上げたいとするので大きな問題を抱えたようです。それでも何とか結論を出し、国会に提出できそうとか。
4)地方選挙
地下鉄の駅のそばに候補者の立て看板が並び始めました。横断幕を持ったグループもいます。
犯罪を区長が少しは抑えることができるのでしょうか?それが最大の問題点になりそうです。
さて区長の候補者が大学で異例の高給を受け取っていたと大きな話題になっています。その女性は「内務大臣のトアは私より高給でも仕事は何もしていない」と嫌味を言っています。政府側から私営の企業ならどんな高給を払おうと自由だが、大学なら一定のレベルを超えるのは正常ではないとしています。私の考えは簡単です。それは彼女の同僚の給料を調べ、ほとんど同じなら彼女の意見が正しい。彼女が同僚よりはるかに高級なら、彼女は何か怪しいことをしていると思います。その大学で首脳として働いていたチャドイックが辞任しました。彼はピニェラ政権の時の内務大臣でした。彼がその候補者に怪しい給料を払っていたのかな?その候補者はラス・コンデス区の区長候補です。
エルモシジャ事件は継続もしくは拡大ですが、上記もその一環です。それから最高裁判所の裁判官が検察から調べられていますが、その数が増えています??情報の交換(提供)なのでしょうね。
(経済)
1)銅価格と為替
1ポンド4.47ドルまで上がり絶好調です。なんでも中国の動きがそれを招いたとか。しかし中国が破綻するともう何年も言われていますが、全く逆の動きも
あるのですね。そのため為替は1ドル901ペソと5月以来のペソ高になっています。
原油の価格は下がっていますから、この木曜日からガソリン価格は下がりました。
2)株式市場IPSA
今週は6531ポイントで好調持続です。
(一般)
1)犯罪
首都圏南部のプエンテ・アルトで犯罪グループの争いがあり、150発の弾丸が発射され大混乱に。その地区の保健所と学校が閉められました。トア内務大臣は
同区を訪問し、区長と面談し問題軽減を打ち合わせました。
一向に犯罪がおさまらない、逆に増加することから政府の信頼感は急激に下がっています。今週も連日のように殺人事件が起きています。今日までに全国で672件の殺人事件が発生し、そのうち首都圏では260件でした。ほとんど毎日殺人が起きているわけです。
それと直接関係はありませんが、今週の話題は制服警官のトップの辞任かもしれませんね。5年前の社会騒乱の時、警官がそれをコントロールするのに暴力を使ってデモ隊を傷つけたと批判を受けていました。彼をかばおうとする動きもかなりあったようですが、そのジャネスは結局、任期の終わるのを待たず辞任することにし、モネダ宮殿に行きました。ボリッチはそれを認め、後任の長官を発表しました。月曜日に新長官が就任します。
いつも思いますが、ラテンアメリカ諸国の中で犯罪が少なかったチリがこうして犯罪の増加に国民・政府が苦しむようになったのはその社会騒乱以降です。
2)コロナ問題
今年の死亡者は814人で前年対比59%の減少とか。治まっていますね。
(スポーツ)
1)サッカー
ワールドカップの南米予選が来月にあり、チリはブラジル・コロンビアと対戦します。2連勝すればワールドカップに参加する可能性が大きくなると言われますが、誰もそうは思わないでしょうね。
国内リーグ戦は30試合のリーグ戦ですが、26試合が終わった段階で首位はチリ大学、2位はコロコロそして3位はカトリカでした。
2)ラリー
今週、南のビオビオ州でラリーの世界大会が開催されました。
3)ラグビー
 チリ代表はパラグアイと戦い64対0で勝ちました。これで次のオーストラリア世界大会に参加する可能性が出ています。
4)スキー
スキーのシーズンが終わりましたが、今年はスキー客が多くなり業者は大喜びだったとか。
以上

チリの風 その1115 2024年9月23日ー29日
18のお祭りが終わり正常な生活が戻って来たチリです。山の上から見るとすぐにスモッグが増えているのが分かります。
来月のラパヌイ(イースター島)訪問の件で、ホテルの予約が出来ないので、旅行代理店に行って相談しました。島で何かの行事があって観光客が溢れているよう
なので、訪問する日程を来月後半に変えました。するとホテルの予約はぴったり決まりました。
スポーツはいつもの通りです。マラソンは2回走りましたが、その10キロ走の記録は今年度のベストにタイ記録でした。遅い私の走りはランニングよりジョギングですが、ちゃんと走れるだけでうれしいです。山歩きも2回しました。ビスカチャ山の頂上近くにカリフォルニアポピーが一面に咲いているのを見るために登りましたが、往復4時間強の歩きでした。戻ってきてステーキを食べ、そして湯船につかってのんびりしました。そして近くの丘歩きもしました。
土曜日のサッカー教室は久しぶりに21名と多くの参加者でにぎやかに楽しみました。動いていると汗が出ました。
木曜日にサンティアゴの一部の区で最高気温28度、最低3度が記録されました。夏服と冬服の人が隣り合って歩いています。
今週も楽しく忙しい幸せな毎日でした。
(政治)
1)ボリッチ動向
国連総会に出席した彼は次のような演説をしました。外交に関してはイスラエルのガザ攻撃を市民虐殺行為としてすぐにやめるよう依頼し、ベネスエラ問題でマドゥロの選挙での当選を認めないとしました。国内関連ではチリにさらなる移民を受け入れる余地はないとしました。
しかしベネスエラ問題はチリ政府中核のチリ共産党の考えと全く異なるもので、政府分裂の可能性があります。共産党がこれ以上ボリッチと同席できないと
政府から撤退すればボリッチ政権は窮地に立たされます。しかしそうなれば一般左翼だけでなく一部の右翼からも支援を受け、現在ボリッチを支持するは30%強
ですが、それが50%まで上がるかもしれませんね。これは私の考えですが。
土曜日に各大臣や政府高官を招集しモネダ宮殿で特別会議を開きました。何かしないと通常の市民生活が出来なくなると言われますから。
ボリッチは今晩、全テレビ局を通して来年度予算案について説明しました。経済成長率は2.6%とし、国民の最大課題の社会の安全を守ることに注力したいとしました。
2)安全状況
先週の18のお祭りの週間で交通事故死は61人、殺人は37人が記録されました。この最悪の結果を見て、右翼側から政府の犯罪を抑える業務を扱う政府首脳、内務大臣など3名の辞任を要求する声が出ました。
ところで警察が役に立っていないなら責任は警察ですが、警察が逮捕した犯人が翌日に裁判所で釈放され、また犯罪に走ると言うのが記録されており、
それは司法の問題、もしくは法律を変える国会の仕事と言えるかもしれません。必要なら刑務所の数を増やすとか、外国人の犯人は刑務所に収容しないで本国に送還するしかないかもしれませんね。そして国境を不法に超えてくる移民を軍隊が厳しくコントロールすべきでしょうね。
首都圏の右翼系の区長がボリッチに特別安全法を使用してサンティアゴでも軍隊を警備に使えるようしてほしいと要請しています。アラウカニア州ではその仕組みが機能しています。
3)来年度予算
これがボリッチにとって1年の最後までコントロールする最後の予算です。最後の年は最初だけになりますから。財務大臣はGDPの成長は1.1%なのに予算額は3%
上げたいとするので大きな問題を抱えたようです。それでも何とか結論を出し、国会に提出できそうとか。
4)地方選挙
地下鉄の駅のそばに候補者の立て看板が並び始めました。横断幕を持ったグループもいます。
犯罪を区長が少しは抑えることができるのでしょうか?それが最大の問題点になりそうです。
さて区長の候補者が大学で異例の高給を受け取っていたと大きな話題になっています。その女性は「内務大臣のトアは私より高給でも仕事は何もしていない」と嫌味を言っています。政府側から私営の企業ならどんな高給を払おうと自由だが、大学なら一定のレベルを超えるのは正常ではないとしています。私の考えは簡単です。それは彼女の同僚の給料を調べ、ほとんど同じなら彼女の意見が正しい。彼女が同僚よりはるかに高級なら、彼女は何か怪しいことをしていると思います。その大学で首脳として働いていたチャドイックが辞任しました。彼はピニェラ政権の時の内務大臣でした。彼がその候補者に怪しい給料を払っていたのかな?その候補者はラス・コンデス区の区長候補です。
エルモシジャ事件は継続もしくは拡大ですが、上記もその一環です。それから最高裁判所の裁判官が検察から調べられていますが、その数が増えています??情報の交換(提供)なのでしょうね。
(経済)
1)銅価格と為替
1ポンド4.47ドルまで上がり絶好調です。なんでも中国の動きがそれを招いたとか。しかし中国が破綻するともう何年も言われていますが、全く逆の動きも
あるのですね。そのため為替は1ドル901ペソと5月以来のペソ高になっています。
原油の価格は下がっていますから、この木曜日からガソリン価格は下がりました。
2)株式市場IPSA
今週は6531ポイントで好調持続です。
(一般)
1)犯罪
首都圏南部のプエンテ・アルトで犯罪グループの争いがあり、150発の弾丸が発射され大混乱に。その地区の保健所と学校が閉められました。トア内務大臣は
同区を訪問し、区長と面談し問題軽減を打ち合わせました。
一向に犯罪がおさまらない、逆に増加することから政府の信頼感は急激に下がっています。今週も連日のように殺人事件が起きています。今日までに全国で672件の殺人事件が発生し、そのうち首都圏では260件でした。ほとんど毎日殺人が起きているわけです。
それと直接関係はありませんが、今週の話題は制服警官のトップの辞任かもしれませんね。5年前の社会騒乱の時、警官がそれをコントロールするのに暴力を使ってデモ隊を傷つけたと批判を受けていました。彼をかばおうとする動きもかなりあったようですが、そのジャネスは結局、任期の終わるのを待たず辞任することにし、モネダ宮殿に行きました。ボリッチはそれを認め、後任の長官を発表しました。月曜日に新長官が就任します。
いつも思いますが、ラテンアメリカ諸国の中で犯罪が少なかったチリがこうして犯罪の増加に国民・政府が苦しむようになったのはその社会騒乱以降です。
2)コロナ問題
今年の死亡者は814人で前年対比59%の減少とか。治まっていますね。
(スポーツ)
1)サッカー
ワールドカップの南米予選が来月にあり、チリはブラジル・コロンビアと対戦します。2連勝すればワールドカップに参加する可能性が大きくなると言われますが、誰もそうは思わないでしょうね。
国内リーグ戦は30試合のリーグ戦ですが、26試合が終わった段階で首位はチリ大学、2位はコロコロそして3位はカトリカでした。
2)ラリー
今週、南のビオビオ州でラリーの世界大会が開催されました。
3)ラグビー
 チリ代表はパラグアイと戦い64対0で勝ちました。これで次のオーストラリア世界大会に参加する可能性が出ています。
4)スキー
スキーのシーズンが終わりましたが、今年はスキー客が多くなり業者は大喜びだったとか。
以上

チリの風  その1115

チリの風 その1115 2024年9月23日ー29日
18のお祭りが終わり正常な生活が戻って来たチリです。山の上から見るとすぐにスモッグが増えているのが分かります。
来月のラパヌイ(イースター島)訪問の件で、ホテルの予約が出来ないので、旅行代理店に行って相談しました。島で何かの行事があって観光客が溢れているよう
なので、訪問する日程を来月後半に変えました。するとホテルの予約はぴったり決まりました。
スポーツはいつもの通りです。マラソンは2回走りましたが、その10キロ走の記録は今年度のベストにタイ記録でした。遅い私の走りはランニングよりジョギングですが、ちゃんと走れるだけでうれしいです。山歩きも2回しました。ビスカチャ山の頂上近くにカリフォルニアポピーが一面に咲いているのを見るために登りましたが、往復4時間強の歩きでした。戻ってきてステーキを食べ、そして湯船につかってのんびりしました。そして近くの丘歩きもしました。
土曜日のサッカー教室は久しぶりに21名と多くの参加者でにぎやかに楽しみました。動いていると汗が出ました。
木曜日にサンティアゴの一部の区で最高気温28度、最低3度が記録されました。夏服と冬服の人が隣り合って歩いています。
今週も楽しく忙しい幸せな毎日でした。
(政治)
1)ボリッチ動向
国連総会に出席した彼は次のような演説をしました。外交に関してはイスラエルのガザ攻撃を市民虐殺行為としてすぐにやめるよう依頼し、ベネスエラ問題でマドゥロの選挙での当選を認めないとしました。国内関連ではチリにさらなる移民を受け入れる余地はないとしました。
しかしベネスエラ問題はチリ政府中核のチリ共産党の考えと全く異なるもので、政府分裂の可能性があります。共産党がこれ以上ボリッチと同席できないと
政府から撤退すればボリッチ政権は窮地に立たされます。しかしそうなれば一般左翼だけでなく一部の右翼からも支援を受け、現在ボリッチを支持するは30%強
ですが、それが50%まで上がるかもしれませんね。これは私の考えですが。
土曜日に各大臣や政府高官を招集しモネダ宮殿で特別会議を開きました。何かしないと通常の市民生活が出来なくなると言われますから。
ボリッチは今晩、全テレビ局を通して来年度予算案について説明しました。経済成長率は2.6%とし、国民の最大課題の社会の安全を守ることに注力したいとしました。
2)安全状況
先週の18のお祭りの週間で交通事故死は61人、殺人は37人が記録されました。この最悪の結果を見て、右翼側から政府の犯罪を抑える業務を扱う政府首脳、内務大臣など3名の辞任を要求する声が出ました。
ところで警察が役に立っていないなら責任は警察ですが、警察が逮捕した犯人が翌日に裁判所で釈放され、また犯罪に走ると言うのが記録されており、
それは司法の問題、もしくは法律を変える国会の仕事と言えるかもしれません。必要なら刑務所の数を増やすとか、外国人の犯人は刑務所に収容しないで本国に送還するしかないかもしれませんね。そして国境を不法に超えてくる移民を軍隊が厳しくコントロールすべきでしょうね。
首都圏の右翼系の区長がボリッチに特別安全法を使用してサンティアゴでも軍隊を警備に使えるようしてほしいと要請しています。アラウカニア州ではその仕組みが機能しています。
3)来年度予算
これがボリッチにとって1年の最後までコントロールする最後の予算です。最後の年は最初だけになりますから。財務大臣はGDPの成長は1.1%なのに予算額は3%
上げたいとするので大きな問題を抱えたようです。それでも何とか結論を出し、国会に提出できそうとか。
4)地方選挙
地下鉄の駅のそばに候補者の立て看板が並び始めました。横断幕を持ったグループもいます。
犯罪を区長が少しは抑えることができるのでしょうか?それが最大の問題点になりそうです。
さて区長の候補者が大学で異例の高給を受け取っていたと大きな話題になっています。その女性は「内務大臣のトアは私より高給でも仕事は何もしていない」と嫌味を言っています。政府側から私営の企業ならどんな高給を払おうと自由だが、大学なら一定のレベルを超えるのは正常ではないとしています。私の考えは簡単です。それは彼女の同僚の給料を調べ、ほとんど同じなら彼女の意見が正しい。彼女が同僚よりはるかに高級なら、彼女は何か怪しいことをしていると思います。その大学で首脳として働いていたチャドイックが辞任しました。彼はピニェラ政権の時の内務大臣でした。彼がその候補者に怪しい給料を払っていたのかな?その候補者はラス・コンデス区の区長候補です。
エルモシジャ事件は継続もしくは拡大ですが、上記もその一環です。それから最高裁判所の裁判官が検察から調べられていますが、その数が増えています??情報の交換(提供)なのでしょうね。
(経済)
1)銅価格と為替
1ポンド4.47ドルまで上がり絶好調です。なんでも中国の動きがそれを招いたとか。しかし中国が破綻するともう何年も言われていますが、全く逆の動きも
あるのですね。そのため為替は1ドル901ペソと5月以来のペソ高になっています。
原油の価格は下がっていますから、この木曜日からガソリン価格は下がりました。
2)株式市場IPSA
今週は6531ポイントで好調持続です。
(一般)
1)犯罪
首都圏南部のプエンテ・アルトで犯罪グループの争いがあり、150発の弾丸が発射され大混乱に。その地区の保健所と学校が閉められました。トア内務大臣は
同区を訪問し、区長と面談し問題軽減を打ち合わせました。
一向に犯罪がおさまらない、逆に増加することから政府の信頼感は急激に下がっています。今週も連日のように殺人事件が起きています。今日までに全国で672件の殺人事件が発生し、そのうち首都圏では260件でした。ほとんど毎日殺人が起きているわけです。
それと直接関係はありませんが、今週の話題は制服警官のトップの辞任かもしれませんね。5年前の社会騒乱の時、警官がそれをコントロールするのに暴力を使ってデモ隊を傷つけたと批判を受けていました。彼をかばおうとする動きもかなりあったようですが、そのジャネスは結局、任期の終わるのを待たず辞任することにし、モネダ宮殿に行きました。ボリッチはそれを認め、後任の長官を発表しました。月曜日に新長官が就任します。
いつも思いますが、ラテンアメリカ諸国の中で犯罪が少なかったチリがこうして犯罪の増加に国民・政府が苦しむようになったのはその社会騒乱以降です。
2)コロナ問題
今年の死亡者は814人で前年対比59%の減少とか。治まっていますね。
(スポーツ)
1)サッカー
ワールドカップの南米予選が来月にあり、チリはブラジル・コロンビアと対戦します。2連勝すればワールドカップに参加する可能性が大きくなると言われますが、誰もそうは思わないでしょうね。
国内リーグ戦は30試合のリーグ戦ですが、26試合が終わった段階で首位はチリ大学、2位はコロコロそして3位はカトリカでした。
2)ラリー
今週、南のビオビオ州でラリーの世界大会が開催されました。
3)ラグビー
 チリ代表はパラグアイと戦い64対0で勝ちました。これで次のオーストラリア世界大会に参加する可能性が出ています。
4)スキー
スキーのシーズンが終わりましたが、今年はスキー客が多くなり業者は大喜びだったとか。
以上

 

チリの風 その1114 2024年9月16日ー22日
ディエシオチョ(18)のお祭りがチリ全土を覆っています。私はクエッカは踊らないし、地震(テレモト)と呼ばれるアルコールも嫌いだし
チョリパン(ソーセージ入りのサンドイッチ)も食べたくないので、人が集まるフォンダには行きませんでした。
もちろんスポーツは何時もの通りです。登山は第3展望台に登り、丘歩きはいつもの近くの場所でなく街の中心にあるサンタ・ルシアの丘に行きました。久しぶりでしたが、都内なのに森の中を歩くと言う雰囲気がありました。マラソン練習は2回、そのうち1回は10キロを走りました。先週より1分でも早く走ろうとしましたが、残念ながらタイムは先週と同じでした。
それからスペインに修士課程留学していた娘が2年ぶりにチリに戻ってきて、挨拶に来ました。若いうちは元気がありますね。
妻のおじさんの所に行って寝込んでいる彼の手足にマッサージをしました。毎回していますが、血液の流通を助けるためです。
さてもう春だと言う雰囲気でしたが、今日は気温が下がり、最高が13度と冬の感じ。朝のマラソン練習に手袋を使いました。さらに夜に
雨が降りました。また冬が戻って来たのかな?
それでも今週も楽しい毎日でした。
(政治)
1)ボリッチ動向
 今週は18関連ばかりですね。
 月曜日、オヒギンス公園でお祭り会場のオープン式でサンティアゴ区長の女性とクエッカを踊りました。大統領になった最初の年は踊りを知らず、
 この人はチリ人ではないと思わされましたが、昨年は少し練習したのか、上手くなり、3年目の今年は普通のチリ人のレベルになりました。その会場に
 彼は新しい彼女と来ましたが、ファーストレディの仕事には全く関係しないとか。
 18日はカトリックの大聖堂でテ・デムと言われるミサに政府関係者のトップとして参加しました。その日、私は市内観光をしていて大聖堂のあるアルマス広場に
 近づくと、警官にここから先は通行禁止と言われました。
 大司教はそのミサで「チリの社会習慣には汚職も犯罪もない。これからもそれらを日常化させてはならない」説教しました。これは
 ボリッチにお願いをしているのでしょうか、それとも彼は何もしないと批判をしているのでしょうか?その大司教がテレビの番組に出てその説教について説明し
 ましたが、汚職のある社会は民主主義ではないとしました。現在チリの最大の話題になっているエルモシジャ事件の事でしょうね。犯罪の増加に対する問題も厳
 しいコメントがありました。そして教会はそれらの問題に関し対話する用意があるとしました。
 19日は軍隊記念日です。ボリッチは軍隊のパレ―ドを4軍の長官と共に見守りました。ほとんど全テレビ局が同じ場面を放映しましたが、私は見ていてあまり面白いとは思えませんでした。
世論調査でボリッチを大統領として評価するは33%で、評価しないより大きく下になっています。もう最後の日まで同じでしょうね。
今日、彼はニューヨークに飛び、国連総会に3回目の参加するとか。毎年ですが、彼の得意の仕事ですね。
それから来月の18日は社会騒乱の5回目の記念日です。それまでチリはラテンアメリカ諸国の中で最も民主主義の国で犯罪はほとんどないとされていましたが、
その騒乱の後、チリはそこらの国と同じ適当な国になってしまいました。その記念日に右翼と左翼は独自の動きをするのでしょうが、モネダ宮殿はコメントを
しないとか。思い出すのも嫌なのでしょうね、いろんなことを。
この件に関してですが、世界30か国で世論調査が行われ、国民が自分はその国に住んで幸せと感じるかどうか調べられました。1位はオランダで85%でした。チリは22位で68%。そして日本は27位とほぼ最悪で59%が幸せとか。チリはその社会騒乱の前なら世界のトップクラスに入っていたのでしょうが、それ以降犯罪が増加し、幸福感が減少です。
2)地方選挙
地方選挙まであと1か月ですが、全く盛り上がりません。先日、私の住むラス・コンデス区の区長候補5名が出て討論する番組がテレビでありました。残念、私には全員が魅力のない候補でした???
エルモシジャ事件は継続ですが、18のため大きなニュースにはなっていません。
(経済)
1)銅価格と為替 
 銅価格は1ポンド4.33ドルと二か月ぶりの好調な数字で、このため為替も1ドル923ペソとペソ高です。
 株式市場IPSAは6324ポイントで大きな変動はありません。
2)家屋の販売
 最近、家屋・マンションの販売が落ち込んでいますが、その例として35歳以下の青年の家屋購買は2009年のそれと比較して現在は半分以下とされました。
 価格に対する収入が下がっていて、銀行などからの借り入れが出来ないと言うことでしょうね。
 全然、関係ありませんが、チリで販売されるスポーツシューズの生産国は1位中国、2位ベトナムで、この2か国で90%とか。
(一般)
1)18
普通は18と19日が祝日ですが、今年は20日も休みになったので、その後の土曜・日曜も入れると5連休になり
今年のお祭りは例年にない賑わいを見せました。
全国各地のフォンダと呼ばれる18を祝う会場に人が溢れています。入場料を払って中に入ると、バンドが演奏していて、人々は音楽に会わせてクエッカを踊り
アルコールを飲んで酔っ払い、アサードと言われる肉料理を食べます。夜中まで騒ぐと次の日はぐったりでしょうね。
ところで首都圏のラ・デエサ地区のフォンダで入場料を払わないで中に入ろうとしたグループがいたので、区役所の警備隊と警察が、催涙ガスや放水車などを使いました。しかしひどいですね。正規に払って中に入った人もその攻撃で自由に歩けなくなりますから。チリの悲しい実情ですね。
 首都圏から郊外に出た100万台の車が、戻ってくる前に各地で事故を起こし54名が死亡とか。
さらに18関連ですが、土曜日までに25件の殺人事件が起きました。通常の1週間よりずっと高い数字です。
2)天文台
チリの北部に多くの天文台がありますが、その数は世界の天文台の40%とか。世界のトップですね。
以上